カリキュラム概要

本研究科では、「高次生命システムの解析と維持・保全」を理念・目標として、つぎの3つの専攻を設け、それぞれの教育・研究を展開しています。

  1. 分子生命科学専攻:高次生命システムを分子機能から解析し、さまざまな生体分子の構造と高次機能との関係を多面的、かつ系統的に解明するための教育・研究。
  2. 生命機能科学専攻:高次生命システムを細胞間相互作用の面から解析し、細胞が高次なシステムである器官を形成して、その機能を発揮する機構を解明するための教育・研究。
  3. 生態システム生命科学専攻:多様な生物から構成される生命環境について、この高次生命システムの基本となる生物多様性が形成され維持される機構を明らかにするとともに、多様な生物が生存するための環境要因の役割を解析するための教育・研究。

 

博士課程前期2年の課程のカリキュラムは、教育の理念・目標に沿ってつぎの3つのカテゴリーから編成されています。

  1. 必須のセミナーと課題研究、ならびに選択の専門科目により、研究課題に関連した生命科学の先端的な知識と技術を修得し、応用する知力を養う。関連科目の生命科学特別講義I〜IVでは、国内外の第一線研究者によるセミナー・講演・シンポジウム(単位認定セミナー)を聴講し、国際的なレベルの成果を発信する能力を養う。
  2. 入学時の4月に実施する選択必修の共通科目B、「分子生命科学特論」・「生命機能科学特論」・「生態システム生命科学特論」では、分子から個体群までの広い生命科学の基礎を修得し、従来の知識・技術では対応しきれない新たな課題にも対処できる能力を養う。また専門科目に配置した専攻横断的な合同講義、先端生化学特論I〜IV・先端細胞生物学特論I〜IV・先端生態学特論I〜IVを選択することにより、個々の基礎的学識を一層深める。
  3. 入学時の4月に実施する必修の共通科目A「生命科学特論」では、学内外から招へいした専門家による生命倫理・環境倫理・情報倫理の講義から、倫理観に裏打ちされた生命科学のあり方を学ぶ。

これらのカリキュラムをとおして、前期2年の課程修了時には、分子から個体群までの広い生命科学の基礎を修得すること、そして独自の研究課題に取り組んだ成果を学位論文として論理的にまとめ、研究発表や討議する能力を備えることを求めます。

博士課程後期3年の課程では、前期2年の課程のカリキュラムで培った生命科学の学識を基盤として、独自性の高い課題研究の展開と遂行を求めます。また、国内外の第一線研究者によるセミナー・講演・シンポジウムを研究科内で頻繁に開催して自己啓発の機会を設けています。そして、後期3年の課程修了時には、得られた独自性の高い研究成果を学位論文として論理的にまとめ、国際的な場で発表・討議する能力を備えることを求めます。