侵略的外来種の比較ゲノム解析についての論文が、Molecular Ecologyに掲載されました。
我々は、侵略的外来種のゲノム中に重複遺伝子が多く含まれていることを発見しました。本研究は、ゲノム中に重複遺伝子の多さが、新規環境での適応能力の高さに関与することを初めて示しました。この研究は、侵略的外来種が持つ環境適応力の高さをゲノム情報から予測可能であることを示す重要な報告であり、保全生物学分野への応用が期待されます。
プレスリリース
ゲノム情報から侵略的外来種を予測 ~生態系被害防止への応用に期待~
Makino T and Kawata M. (2019) Invasive invertebrates associated with highly duplicated gene content. Molecular Ecology. DOI:10.1111/MEC.15019
2019.2.27