生態システム生命科学専攻 : 環境遺伝生態学講座

ゲノム継承システム 分野

 本分野では、多様な環境要因(放射線・紫外線・温度など)が、生物の遺伝情報である核・ミトコンドリア・葉緑体のゲノムDNAの維持、修復と変異、次世代への継承に対して及ぼす影響を研究しています。これらの研究を通し、生物の巧妙さ・不思議さの仕組みを理解し、応用することを目指しています。

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特色・実績

 地球上の生物は、遺伝情報としてDNAを有しており、DNAの次世代への継承を繰り返しながら、環境に適応し遺伝的多様性を獲得することによって進化を遂げてきました。私たちの研究分野では、動物・植物の枠を超え、様々な生物(線虫、シロイヌナズナ、イネ、ミヤコグサなど)を研究材料として用いています。また研究の場も、実験室内の顕微鏡下から、日本各地の野外環境、さらには宇宙ステーションまでを利用し、ゲノム情報を包括的に活用しながら、分子・細胞・個体レベルでの統合的な解析を行っています。

教員紹介

3-5higashitani
  • 植物の高温・低温障害に関する分子機序の解明と克服
  • 核とミトコンドリアの連携機構に関する研究
  • 細胞周期のチェックポイント制御機構に関する研究
  • 線虫を用いた微小重力下における筋委縮機構の解明
3-6hidema
准教授 日出間 純
  • 高等植物の紫外線UVB生育障害機構解明とUVB耐性植物の創出に関する研究
  • 高等植物の紫外線・放射線誘発突然変異誘発分子機構の解明に関する研究
  • CPD光回復酵素の発現制御、オルガネラ局在、構造変異をモデルとした植物のUVB環境感覚に関する研究
  • 太陽紫外線影響評価研究
3-7satou
准教授 佐藤 修正
  • 植物のゲノム構造解析および比較ゲノム解析
  • 自然変異集団を用いた環境適応機構の解明
  • 根粒菌の比較ゲノム解析
3-8teranishi
  • DNA修復酵素(CPD光回復酵素)の構造と活性・機能に関する研究
  • 植物の紫外線・放射線誘発DNA損傷と修復機構
3-9izumi
葉緑体タンパク質の分解メカニズム
3-10daigaku
ゲノム複製におけるDNAポリメラーゼ間の協調的役割の解明

院生の受賞一覧

高橋 さやか「The 1st International Symposium on Plant Environmental Sensing “Student award for the best poster presentation”」(2012年3月)

津長 雄太 「平成23年度生命科学研究科 研究科長賞」 (2012年3月)

津長 雄太 「平成23年度生命科学研究科 生命科学会会長賞」(2012年2月)

根本 華奈子 「第24回日本宇宙生物科学会 優秀発表賞」 (2010年9月)

前年度学位論文題目一覧

修士

  • イネ耐冷性に関わるQTL qCT-7領域の原因遺伝子の探索
  • 線虫C. elegansにおけるTGF-βシグナルを介した環境適応機構の解明
  • 高温ストレスによる線虫の運動性低下と筋細胞の障害に対するDAF-16/FOXO因子の関与
  • 基部陸上植物・ゼニゴケのUVB抵抗性とCPD光回復酵素に関する研究

博士

  • イネ冷害克服のための分子生理学的研究
  • イネCPD光回復酵素のオルガネラ移行とUVB抵抗性

ゲノム継承システム分野院生による研究室紹介

名前

博士前期課程1年 一同 

学年

 

出身大学・学部

弘前大学(2名)、宮城大学(2名)、東北薬科大学、東北大学

自分が見る研究室の特色

 こんにちは!ゲノム継承システム分野です。 当研究室は主に植物と線虫を用いて、様々な出身大学の学生が日々研究を行っています。先生方と学生との距離がとても近く、多様な分野の先生方からサポートを受けられる恵まれた環境にあります。研究を熱心に行うことはもちろんのこと、行事も非常に盛んに行われています。春の花見からはじまり、登山、ソフトボール、芋煮会、スキー旅行など、1年を通して様々な行事が学生主導のもと企画されています。少しでも興味のある方は、ぜひ一度見学にいらしてください。きっと、賑やかで明るい研究室の雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。



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