2015年11月18日開催
第2回生命科学研究科若手交流ミーティング (開催時間変更)

タイトル

第2回生命科学研究科若手交流ミーティング

開催日 2015年11月18日(水) 17:30-18:30
開催場所

東北大学北青葉山キャンパス 生物・地学共通講義室(本会場)   
同 片平キャンパス  プロジェクト棟講義室B 105号室(ビデオ中継) 
※ネットワークに不具合が生じた場合は、申し訳ございませんが会場を青葉山のみにさせて頂きます。 その際は、当日開催までにメールでご連絡致します。

講師

牧野 渡先生(東北大学大学院生命科学研究科・生態システム生命科学専攻・助教)
丸山 真一朗先生 (東北大学大学院生命科学研究科・生態システム生命科学専攻・助教)

内容

第2回「生命科学研究科若手交流ミーティング」の開催のご案内をさせて頂きたく、ご連絡致します。 本セミナーは生命科学研究科に所属する若手研究者(自称・他称は問いません)の交流と将来的なコラボレーションを目的として始まったものです。皆様、お誘い合わせの上奮ってご参加下さい。

 

牧野先生…「遺伝子情報を用いた淡水プランクトンの種判別とその応用 」
淡水は地球上の水の総量の数%に過ぎないが、人間生活と密接に関わっている。人間活動は淡水性生物の現存量と多様性に対して深刻な影響を与え、現在では多くの種が絶滅の危機に瀕している。また人為的に外来種が持ち込まれた結果、局所的な多様性が減少する例も多く見受けられる。気候変 動を含む人為的な影響が、今後軽減される保障はない。従って現時点での生物相を、その由来も含めて早急に把握すべきであるが、脊椎動物以外では形 態に基づく種判別が困難な生物群が多く、それらでは局所的な多様性の把握すらできていない場合が多い。この状況を改善するためには、種の違いを反 映した特定の遺伝子領域の短い塩基配列を特定し、その配列を種同定の一助とするDNAバーコーディングとよばれる手法が有効であると考えられている。本発表では、分類が錯綜している日本淡水動物プランクトンにDNAバーコーディングを適用して得られた新事実と、同時に判明した問題点とを紹介する。  


丸山先生…「葉緑体の起源と細胞内共生生態系の進化」
地球上のほぼ全ての生命を支える光合成の多くは、植物(陸上植物+藻類)の持つ葉緑体(色素体)によって担われており、この葉緑体の祖 先を辿っていくと、10億年以上前に起こった一回の細胞内共生に由来すると言われています。しかし、最初の葉緑体が「どんなものだったか」に ついての理解はかなり進んだものの、そもそも葉緑体が「どのように」獲得されたのかについては、未解明な部分が多く残されています。太古の葉緑体獲得だけでなく、細胞内共生による新たな光合成生態系の誕生は現在進行形でも起こっています。サンゴ を始め、イソギンチャクやクラゲなどを含む刺胞動物の中には、褐虫藻と呼ばれる渦鞭毛藻の一種を細胞内共生させ、光合成産物を自らの成長 に利用するものがいますが、海水温上昇によりサンゴの白化など「共生の破綻」が起こることも知られています。今回は演者がこれまで行ってきた、系統的に分岐の深い単細胞藻類を用いた葉緑体獲得過程についての研究、人為的な 共生の成立・破綻操作が可能なイソギンチャクを用いた研究とともに、共生生態系の起源と進化に関する今後の研究展望についてもお話しします。

ポスター PDF(3.4MB)
連絡先

連絡先:永井友朗 (情報伝達分子解析分野) (代表) tnagai(at)biology.tohoku.ac.jp (atを@に変更)

阿部玄武 (器官形成分野)
黒羽剛 (植物細胞壁機能分野)

Twitter @TohokuU_Lifesci