生命機能科学専攻 : 細胞機能構築統御学講座

発生ダイナミクス 分野

2-7kubota
久保田 幸彦
キャンパス 片平 キャンパス
専攻分野 発生ダイナミクス分野
連絡先 022-217-6195
E-mail yu-kubotaatm.tohoku.ac.jp
ホームページ http://www.lifesci.tohoku.ac.jp/sugimoto_lab/index.html

遺伝学的アプローチなどがとりやすく、扱いやすいモデル生物・線虫・C. elegansを用いて、個体発生に秘められた普遍的な形態形成の仕組みの解明を、細胞の増殖、細胞分化、細胞の形態変化、細胞移動といった、細胞動態の調節機構に着目して行っております。

経歴

1991年金沢大学理学部生物学科卒業
1997年大阪大学大学院理学研究科生理学専攻修了、博士(理学)
日本学術振興会特別研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員
および発生・再生科学センター研究員
関西学院大学博士研究員を経て
現職(東北大学大学院生命科学研究科・助教)

著書・論文

Kikuchi T et al., (2015) The BED finger domain protein MIG-39 halts migration of distal tip cells in Caenorhabditis elegans. Dev Biol 397, 151-161

Kubota Y., Tsuyama K., Takabayashi Y., Haruta N., Maruyama R., Iida N., Sugimoto A. (2014) The PAF1 complex is involved in embryonic epidermal morphogenesis in Caenorhabditis elegans. Dev Biol 391, 43-53

 Kim HS. et al., (2014) The novel secreted factor MIG-18 acts with MIG-17/ADAMTS to control cell migration in Caenorhabditis elegans. Genetics 196, 471-479

 Doi M. et al., (2013) The novel Rac effector RIN-1 regulates neuronal cell migration and axon pathfinding in C. elegans. Development 140, 3435-3444

 Kubota Y., Nagata K., Sugimoto A., Nishiwaki K. (2012) Tissue Architecture in the Caenorhabditis elegans Gonad Depends on Interactions Among Fibulin-1, Type IV Collagen and the ADAMTS Extracellular Protease. Genetics 190, 1379-1388

 Kubota Y., Ohkura K. et al. (2008) MIG-17/ADAMTS controls cell migration by recruiting nidogen to the basement membrane in C. elegans.PNAS 105, 20804-20809

 Kubota Y. et al. (2006) The Conserved Oligomeric Golgi Complex Acts in Organ Morphogenesis via Glycosylation of an ADAM Protease in C. elegans. Development 133, 263-274

 Nishiwaki K. and Kubota Y. (2007) Role of the basement membrane in cell migration. In "principles of Developmental Genetics", ed. Sally Moody (Academic Press, USA) pp.404-423.

 久保田幸彦、西脇清二 (2007) 基底膜ADAMTSによる器官形成の制御 細胞工学 26, 1136-1141

所属学会

日本分子生物学会、日本発生生物学会、日本動物学会、マトリックス研究会

担当講義

生物学演習、分子生物学実習、基礎生物学実習、自然科学総合実験

最近の研究について

個体や器官は、様々な細胞種が強調的に働くことで成り立っている。一方、個体が発生していく過程では、細胞の形態・配置をダイナミックに変化させながら成長していく必要があります。言い換えると、「発生とは、一定の秩序を保ちながら、細胞の形態・組織の構成が作り替えられる仕組み(リモデリングのメカニズムや分子カスケード)が満載されている過程である」と考えることができる。私たちの研究室では、発生過程を支える分子の機能・動態とその制御機構を高解像度顕微鏡システムによるイメージング技術を駆使して解明していくことを主眼として研究しています。我々のアプローチの特徴は、個体発生に必要な細胞の形態変化を支える分子を同定するだけではなく、その分子動態の時空間制御のダイナミクスや分子間の相互作用を個体の中で統合的に解析することにある。また、「初期胚における生殖細胞系譜特異的に生殖顆粒が継承されるしくみ」や「成虫における生殖幹細胞が維持されるしくみに」ついても解析を行なっている。

メッセージ

大学・大学院で学んだことが、その後の社会的活動の基本となっていくと思います。研究科や研究室での活動の中で、「自ら目標や問題点を設定」して、その解決に向かって日々努力し続ける習慣を身につけ、物事を決断できるようになってほしい。

Twitter @TohokuU_Lifesci