分子生命科学専攻 : 遺伝子システム学講座

分子発生制御 分野

1-13naramoto
楢本 悟史
キャンパス 片平 キャンパス
専攻分野 分子発生制御
連絡先 022-217-5710
E-mail satoshi.naramoto.d6attohoku.ac.jp
ホームページ http://www.lifesci.tohoku.ac.jp/PlantDev/

Google Scholar
https://scholar.google.co.jp/citations?user=RBpyvc0AAAAJ&hl=en 

地球上の生物は多様な形態をなしていますが,それらがどのようにして形づくられるのかに興味を持っています.多様性の背後に存在する形態形成の共通原理および多様性を生み出す仕組みを理解したいと思っています.それらについて理解するために,私は植物(シロイヌナズナ・イネ・ゼニゴケ)を研究材料として,分子・細胞・個体レベルでの研究を行っています.最近は特に,顕微鏡を用いた「ライブイメージング」の手法を用いて植物の発生・ふるまいを研究することにのめり込んでいます.

経歴

2001年 3月                 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 卒業
2003年 3月                 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻修士課程修了
2006年 3月                 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了
2007年4月〜2007年9月 理化学研究所 日本学術振興会特別研究員(PD)
2007年10月〜2009年3月 ゲント大学/VIB研究所 日本学術振興会特別研究員(PD)
2009年4月〜2011年3月 ゲント大学/VIB研究所 博士研究員
2011年4月〜2012年3月 理化学研究所 基礎科学特別研究員
2012年4月〜2015年8月 東京大学 特任助教
2015年9月より現職

著書・論文

Satoshi Naramoto*, Tomoko Dainobu and Marisa Otegui
A bioimaging pipeline to show membrane trafficking regulators localized to Golgi apparatus and other organells in plant cells
Bioprotocol 2015 5(17):e1583. http://www.bio-protocol.org/e1583
*Corresponding author

Satoshi Naramoto*, Marisa Otegui, Riet de Rycke, Tomoko Dainobu, Keiko Shoda, Elena Feraru, Masaru Fujimoto, Daisuke Miki, Akihiko Nakano and Jiří Friml*.
A novel insight into the localization and function of GNOM ARF-GEF in membrane trafficking system in Arabidopsis thaliana.
Plant Cell 2014 Jul;26(7):3062-76.
*Corresponding author

Satoshi Naramoto*, Tomasz Nodzyński, Tomoko Dainobu, Hirotomo Takatsuka, Teruyo Okada, Jiří Friml and Hiroo Fukuda.
VAN4 encodes a putative TRS120 that is required for normal cell growth and vein development in Arabidopsis.
Plant Cell Physiol. (#Invited paper) 2014 Apr;55(4):750-63.
*Corresponding author

Satoshi Naramoto, Jürgen Kleine-Vehn, Stephanie Robert, Masaru Fujimoto, Tomoko Dainobu, Tomasz Paciorek, Takashi Ueda, Akihiko Nakano, Marc C.E. Van Montagu, Hiroo Fukuda, and Jiří Friml
ADP-ribosylation factor machinery mediates endocytosis in plant cells.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2010 Nov 30.

Satoshi Naramoto*, Schinichiro Sawa, Koji Koizumi, Tomohiro Uemura, Takashi Ueda, Jiří Friml, Akihiko Nakano, and Hiroo Fukuda*
Phosphoinositide-dependent regulation of VAN3 ARF-GAP localization and activity essential for vascular tissue continuity in plants.
Development 2009 May;136(9):1529-1538 
*Corresponding author

Koji Koizumi*, Satoshi Naramoto*, Shinichiro Sawa*, Natsuko Yahara, Takashi Ueda, Akihiko Nakano, Munetaka Sugiyama, and Hiroo Fukuda
VAN3 ARF GAP-mediated vesicle transport is involved in leaf vascular network formation.
Development 2005 April;132(7):1699-1711.
*These authors contributed equally

楢本悟史「小胞輸送から考える植物細胞の極性形成機構—オーキシンを中心として」
蛋白質核酸酵素増刊号「メンブレントラフィックの奔流」蛋白質核酸酵素 2008 年 53:2320-2325

楢本悟史「ホールマウント蛍光抗体法」.
植物細胞工学シリーズ 22 「新版 植物の細胞を観る実験プロトコール」
秀潤社 2006 年 pp. 106-110

所属学会

植物学会,植物生理学会,植物細胞分子生物学会

最近の研究について

私はこれまでに,生物のパターン形成の基本となる,「非対称性」・「細胞極性」の構築機構に関して,主に「細胞内小胞輸送」に注目して研究を行ってきました.東北大学では,これらの研究に加え,シロイヌナズナ・イネ・ゼニゴケを用い,植物の器官そのものの構築に関わる「分裂組織」の形成機構に関する研究を行います.さらには,生物の個体としてのふるまい・生存戦略について理解するために,植物の「個体間相互作用」に関する研究も行います.実験は,遺伝学・細胞生物学・生理学・形態学・生化学等,様々な技術を組み合わせて行っていきます.

メッセージ

生物学の研究をおこなっていると,生命活動の神秘性・合理性に驚きを覚えます.生命の謎を一緒に解き明かしていくことで,これらについて共感してもらえればと思っています.また,大学生活は,学生が社会に羽ばたいていく前の重要な時期で,そのような機会に教員として接せられることをうれしく思っています.卒業後様々な分野で活躍できるよう,研究活動を通して実践的な教育活動も行いたいと思っています.本研究室に興味がある方,ぜひご連絡ください.一緒に研究をしてくれる人を募集しています.

Twitter @TohokuU_Lifesci