生態システム生命科学専攻 : 環境遺伝生態学講座

地圏共生遺伝生態 分野

3-12mitsui
三井 久幸
キャンパス 片平 キャンパス
専攻分野 生態システム生命科学
連絡先 022-217-5685
E-mail hmitsuiatige.tohoku.ac.jp
ホームページ http://www.ige.tohoku.ac.jp/chiken/index.html

根粒菌の共生窒素固定能は、地球上にマメ科植物が出現して以降、両者の共進化によって培われました。その際、根粒菌の先祖バクテリアは、窒素固定酵素等の新たな遺伝子を(水平的に)獲得すると同時に、元来持っていた遺伝子をアレンジして、植物との相互作用に適したものに変化させたと考えられます。そのような遺伝子がコードする機能には、細胞の表層抗原や分泌タンパク質、遺伝子の発現制御機構等々含まれます。私は、そのような遺伝子1つ1つの働きを調べて、根粒菌の共生能全体を分子の言葉できちんと説明できるようにすることを目指しています。

経歴

平成11年 東北大学遺伝生態研究センター助教授

平成13年 東北大学大学院生命科学研究科助教授

著書・論文
    Borjigin, N., K. Furukawa, Y. Shimoda, S. Tabata, S. Sato, S. Eda, K. Minamisawa, and H. Mitsui. 2011. Identification of Mesorhizobium loti genes relevant to symbiosis by using signature-tagged mutants. Microbes Environ. 26: 165-171
所属学会 日本農芸化学会、日本ゲノム微生物学会、日本微生物生態学会
担当講義

共生遺伝生態学特論(大学院)

生態学合同講義(大学院)

生命科学概論 (全学共通科目)

最近の研究について

いろいろな基準でスクリーニングした根粒菌変異株を材料に、原因変異の特定とその遺伝子の機能解析を行っています。異常な共生能の原因変異が生じている遺伝子には、アミノ酸配列のみからは機能推定できないが、共生とは無縁のバクテリアや、更には真核生物にも同じ(類似の)遺伝子が存在するような例もあります。すなわち、共生窒素固定という非常に独特な生物現象の解析から、逆に生物に普遍的な分子機能の解明につながる可能性にも期待しつつ、研究を進めています。

メッセージ

大学院の2年間(or 5年間)は短いです。勉強に議論に実験にと研究に没頭してみてください。一生懸命取り組んだ経験は、必ずや人生の糧となると思います。もちろん、没頭するに値する研究テーマを見つけることが重要です・・・(そこは指導教員の責任が大)。

Twitter @TohokuU_Lifesci