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浅虫生物学教育研究センターで国際臨海実習が行われました

浅虫生物学教育研究センターで国際臨海実習が行われました

2022.07.08 14:00
 7月1日から7日にかけて浅虫海洋生物学教育研究センターにて国際臨海実習(Shinkishi Hatai International Marine Biology Course 2022)が行われました。実習は、海外から講師を招き、海洋生物を使った研究を実践的に学んでもらうことを目的としたものです。コロナ前は2年に1度開催されていましたが、コロナの影響を受けて3年ぶりの実施となりました。講師に発生学の権威であるMcDougall博士(ヴィルフランシュ=シュルメール臨海実験所、フランス)、Hamdoun博士(スクリップス海洋学研究所、米国)を招き、国内の留学生を中心に参加学生を募りました。
 
 
 
国際色豊かな実習
 

授業後も質問が絶えない

 実習では、研究分野や出身国の異なる12名の学生(他大学留学生8名、日本人学生4名(うち東北大学生3名))がウニとホヤを使って海洋生物の受精および初期発生を学びました。卵や精子の採取方法や基礎的な胚の観察方法を学んだのち、2グループに分かれてウニとホヤそれぞれの生物の特徴を生かした発展的な実験に挑戦しました。受講生は連日自主的に早朝から深夜まで実験を行い、その成果を最終日の発表会で報告しました。質疑応答では専門的な質問に答えるなど、海洋生物や発生学の知識がほとんどなかった受講生が大きく成長したことがわかりました。受講生自身もまたここで得た新しい知識と経験に大きな手ごたえを感じたようでした。この実習が国際的な海洋人材の育成につながることを期待します。

 
McDougall博士の直接指導
 
観察に集中

 

【問い合わせ先】
東北大学大学院生命科学研究科附属浅虫海洋生物学教育研究センター
TEL 017-752-3388 
Email:asamushi(at)grp.tohoku.ac.jp