GO TOP

Information

Information

東北大学Research Showcase vol.1 研究ツールとしての生物モデル ~ "これまで"の活用例と"これから"の可能性 ~

東北大学Research Showcase vol.1 研究ツールとしての生物モデル ~ "これまで"の活用例と"これから"の可能性 ~

2023.06.05 16:00
【概 要】
 東北大学大学院生命科学研究科は、分子から細胞、生物個体、こころと体の制御、発生、進化、生態系まで、生命に関する研究を幅広く実施しています。
 基礎―応用の視点においては、基礎研究に注力していた傾向にあり、特に産学連携面では未開拓で魅力的な部局と言えるかもしれません。今回は、本研究科で研究対象としている様々な生物の特徴をご紹介し、薬理や安全性といった評価系として企業での活用の可能性を議論します。
 
 
【発表内容】
研究ツールとしての生物モデルとして、線虫、メダカ、ショウジョウバエの3種の生物をご紹介し、それらの活用例を提案します。
 線虫では、加齢に伴うサルコペニア、筋ジストロフィー症、熱中症による筋崩壊など、主に筋ミトコンドリア動態と症状との関連性について研究しており、ヒト難治性疾患治療薬候補化合物の効果に関する最近の研究成果を
紹介し、活用例を提案します。
 メダカは日本各地から90種以上の地域集団が収集され、維持されています。それら集団間の表現型比較やゲノム編集技術により、メダカが脊椎動物のダイバーシティ創出機構を解析する実験動物として有用であることを紹介します。
 ショウジョウバエは100年以上も前から遺伝子の発見や機能解析の研究に役立っています。10日で卵から成虫になることを活かした発生学的研究、70日という短寿命を活かした老化・疾患研究での有効なモデル生物であることを紹介します。
 
【発表者】
東北大学大学院 生命科学研究科
 
東谷 篤志 先生(分子遺伝生理分野 教授)
「研究ツールとしての線虫」
 
竹内 秀明 先生(分子行動分野 教授)
「研究ツールとしてのメダカ」
 
倉永英里奈 先生(組織形成分野 教授)
「研究ツールとしてのショウジョウバエ」
 
【日時】2023年7月4日(火) 18:00~19:10
 
【会場】オンライン:Zoom webinar
 
【参加料】無料 ※ご参加には事前登録が必要です
 
 
【主催】東北大学オープンイノベーション事業戦略機構
 
 
【問合せ】
東北大学オープンイノベーション事業戦略機構
担当:武田、大島
Mail:oi-event@grp.tohoku.ac.jp