2010年に内閣府から「「国民との科学・技術対話」の推進について(基本的取組方針)」が発表され、研究者が積極的に国民に対して、先端サイエンスの情報発信が求められるようになっています。植物分子育種分野の渡辺教授は、この方針が策定される5年ほど前から、出前講義だけでなく、研究室見学、様々な企画講座での講義などのアウトリーチ活動を展開し、情報発信を行ってきました。もちろん、国民との対話ということになりますが、一方で、次世代の科学者育成、科学リテラシー向上にも貢献してきました。

 

　おかげさまで、これらの講義などの活動が2018年冬に1,000回を超え、こうした活動を評価頂く形として、河北新報、2018年12月29日付朝刊の社会面に取材記事「学問の魅力伝え1000回　東北大教授・渡辺さん」を掲載頂きました。渡辺の研究室にも関連した記事を掲載しております。合わせてご覧頂ければ、幸いです。できるだけ、身近な野菜、果物を話題として、科学に親しむという講義を心がけてきましたが、今後もこの形を進化・発展させたいと思っております。

 

 

 

 普段の大学での教育研究は元より、今回のことを励みに1,500回を目指し、こうした「国民との科学・技術対話」であるアウトリーチ活動を継続・発展させたいと思っています。ので、新しい場所で、これまでの方々、新しい方々とコラボ企画等を通じて、お目にかかることができるのを楽しみにしております。

 

 

 

所属 分子化学生物学専攻・植物分子育種分野
名前 渡辺正夫
URL http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/
E-mail nabe*ige.tohoku.ac.jp（*を@に置き換えてください）