日時：2020年10月8日（Thu）, START 12:15～

 

セミナー形式：Zoom配信によるオンラインセミナー

 

※視聴方法については配信したメールをご確認下さい。

 

講演1：林 陽平 助教 (分化再生制御分野)　

 

演題：生殖細胞の形成と分化における代謝調節の役割

 

要旨:

生殖細胞は、胚発生の初期に始原生殖細胞として多能性幹細胞から運命決定された後、性分化を経て雄では精子・雌では卵へと段階的に分化するが、この過程における生殖細胞の代謝特性の変化や代謝調節の意義はほとんど明らかにされていない。我々は、メタボローム・プロテオーム統合解析を中心としてこの課題に取り組み、 生殖細胞の代謝状態の特殊性を明らかにしてきた。本ミーティングでは、その成果を紹介するとともに、生殖細胞形成・分化の各段階で代謝調節が果たす役割を明らかにする最新の研究成果について議論したい。

 

キーワード:#生殖細胞　#代謝調節　#統合オミクス解析

 

講演2：二宮　小牧 (分子細胞生物分野,博士課程後期三年)

 

演題：細胞間の接着を制御する新規Rho-GEFの役割 

 

要旨：

私達の身体を構成する細胞は、互いに接着し結びつくことで協調しながら組織の形や機能を作り上げていく。細胞同士の接着装置の形成や維持には、細胞内のアクチン骨格の再構築が密接に関与しており、発表者はアクチンの時空間的ダイナミクスを司る細胞骨格制御因子としてRho-GEFに着目している。 本ミーティングでは発表者の研究により機能が明らかになったRho-GEF, PLEKHG4Bの解析結果を中心に、細胞の接着装置の形成メカニズムついて紹介させていただく。

 

キーワード:#細胞-細胞間接着, #アクチン細胞骨格, #Rho-GEF

 

 

 

生命科学交流ミーティング運営委員

第26回世話人：小廣健太、畑中龍平

代表：畑中龍平(ryuhei.hatanaka.q6(at)dc.tohoku.ac.jp)