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第27回 生命科学交流ミーティング オンラインセミナー

第27回 生命科学交流ミーティング オンラインセミナー

2020.11.13 17:00
日時: 2020年11月26日(Thu), START 12:15~
 
セミナー形式:Zoom配信によるオンラインセミナー
 
※視聴方法については配信したメールをご確認ください。
 
講演1: 矢野 大和 講師 (微生物進化機能開発分野)
 
演題: 平板培地上での細菌のリアルタイム進化:微生物はどうやって多様性を生み出し、それを維持するのか?
 
要旨:
なぜ自然界の微生物叢の中には驚くほどの多様性があり、そしてそれが維持され続けるのだろうか?この問題の検証のため、演者らは数年前より農薬分解細菌を寒天培地の上で培養し続け、1クローンから派生した、複数の異質な細胞系統から構成される集団を作出した。今回、本集団内の進化型クローン間の関係を調べた結果を紹介し、依存や棲み分けが微生物細胞の共存に果たす役割を考察する。
 
キーワード:#実験的進化 #ニッチパーティショニング #細胞生物学 #ポリン #集団生物学
 
講演2: 番場 大 博士研究員(共生ゲノミクス分野)
 
演題: 共生関係はどのように多様化するのか? ~ミヤコグサ-根粒菌共生関係から探る~
 
要旨:
異なる生物間の共生関係は生態系内に普遍的に存在し,生物の進化を駆動する重要な要因であると考えられている。しかし,共生関係がどのように分化し,多様化するのかといった問題は,未だほとんど明らかになっていない。我々は,マメ科のモデル植物ミヤコグサと土壌細菌である根粒菌が営む窒素固定共生関係が,どのような過程で分化したのかを植物種内変異から明らかにすることを試みた。本ミーティングではその最新の知見を紹介する。
 
キーワード: #ミヤコグサ #GWAS #自然選択 
 
 
生命科学交流ミーティング運営委員
第27回世話人:廣邊奈々、赤堀真子
代表: 畑中龍平(ryuhei.hatanaka.q6(at)dc.tohoku.ac.jp)