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研究分野

脳生命統御科学専攻 :
神経ネットワーク講座

研究

上川内 あづさ

教授(クロスアポイントメント) 上川内 あづさ
キャンパス 名古屋大学 キャンパス
所属研究室 分子行動
連絡先 052-789-2903
E-mail azusa.kamikouchi.e6@tohoku.ac.jp
ホームページ http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/~NC_home/index2.htm http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/~NC_home/index3.htm
Google Scholar
 
人間の会話や音楽、また鳥の歌や虫の音などに代表される、個体間での音コミュニケーションを担うような複雑な音情報は、脳の中でどのように処理されて、特定の意味を持つのでしょうか。求愛を伝える様々な情報を、私たちの脳はどのように理解しているのでしょうか。私たちは、それらの神経機構を理解するために、研究をしています。
経歴
2002           東京大学大学院薬学系研究科機能薬学専攻 博士課程修了、博士(薬学)取得
2002-2005  基礎生物学研究所・東京大学分子細胞生物学研究所、博士研究員
2005-2008  ケルン大学(ドイツ)、博士研究員
2008-2011    東京薬科大学 生命科学部、助教
2011-現在      名古屋大学大学院理学研究科、教授
2019-現在      東北大学大学院生命科学研究科、教授
著書・論文
  1. Kim H, Horigome M, Ishikawa Y, Li F, Lauritzen J S, Card G, Bock D D, Kamikouchi A (2020). Wiring patterns from auditory sensory neurons to the escape and song-relay pathways in fruit flies. J Comp Neurol. doi: 10.1002/cne.24877.
  2. Ishimoto H, Kamikouchi A (2020). A feedforward circuit regulates action selection of pre-mating courtship behavior in female Drosophila. Curr Biol. 30, 396-407.
  3. Yuki Ishikawa, Mao Fujiwara, Junlin Wong, Akari Ura, Kamikouchi A (2019). Stereotyped combination of hearing and wind/gravity-sensing neurons in the Johnston’s organ of Drosophila. Frontiers in Physiology. 10,1552. doi: 10.3389/fphys.2019.01552
  4. Yamada D, Ishimoto H, Li X, Kohashi T, Ishikawa Y, Kamikouchi A (2018). GABAergic local interneurons shape female fruit fly response to mating songs. J Neurosci. 38(18), 4329-4347.
  5. Li X, Ishimoto H, Kamikouchi A. Auditory experience controls the maturation of song discrimination and sexual response in Drosophila. eLife. 7, e34348.
  6. 上川内あづさ、石川由希 (2019). 遺伝子から解き明かす脳の不思議な世界. 滋野修一, 野村真, 村上安則(編)、(4章)、一色出版
 
他の文献に関しては
所属学会
日本神経科学学会、日本比較生理生化学会

最近の研究について

私たちの脳は、いろいろな種類の感覚情報を受け取って、それを個人の内的な欲求と照らし合わせることで特定の選択を取り出す、一種の情報処理装置としてとらえることが出来ます。このような脳がどのような仕組みで動いているのかを理解することは、私たち自身を理解するためにはとても重要です。しかし、私たちの脳の中ではたくさんの細胞が神経回路という複雑な配線を作って絡み合っていて、それぞれの細胞は確率論的な振る舞いを示すため、特定の状況でどのような神経回路がどのように働いているのか、その全貌はいまだにはっきりとは理解されていません。私たちの研究室では、ショウジョウバエや蚊という、小さな脳を持つモデル動物を利用することで、神経回路レベルでの脳の動作原理の解明を目指しています。特に、求愛行動に注目して、「求愛のシグナルを受け取る仕組み」「求愛のシグナルを評価する仕組み」を研究しています。
 
音のリズムを聞き分けるメカニズムの発見 Yamada et al., (2018)
 
 
ハエの歌学習の発見 Li et al., (2018)

メッセージ

私は名古屋大学を本拠として、東北大学の教員を兼担しています。私たちの研究に興味がある方は、ぜひご連絡ください。