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研究分野

脳生命統御科学専攻 :
分化制御ネットワーク講座(協力講座)

研究

小椋 利彦

教授 小椋 利彦
キャンパス 星陵 キャンパス
所属研究室 神経機能制御
連絡先 022-717-8564
E-mail ogura@idac.tohoku.ac.jp
ホームページ http://www2.idac.tohoku.ac.jp/dep/devn/

 新しい生物学を目指しています。そして、ちょっと役立つ研究もしようと思っています。数学、物理、工学に興味があり、また、新しい薬を創ることに興味がある方、お待ちしています。

経歴

1984年東北大学医学部卒業、1988年京都大学医学研究科修了。その後、小児科医、エール大学、ソーク生物学研究所、奈良先端科学技術大学院大学を経て、2003年から現職。

著書・論文
  1. Nature Communications 4, 1978, 2013.
  2. Science 327, 1345, 2010.
  3. PNAS 104, 11274, 2007.
  4. PNAS 104, 6708, 2007.
  5. Developmental Cell 6, 43, 2004.
  6. Nature Neuroscience 7, 605, 2004.
  7. Science 287, 134, 2000.
  8. Nature 398, 810, 1999 など。
所属学会

日本分子生物学会、日本発生生物学会

担当講義

神経機能制御特論

最近の研究について

 生きて動いている動物の組織、細胞には、常にいろいろな力が加わっています。例えば、骨/筋肉には体重(重力)が、血管には血圧が負荷されています。無重力下の宇宙飛行士の骨萎縮に見られるように、このような刺激が無くなると、組織はすぐに萎縮します。では、力という刺激はどのように細胞に働きかけ、その恒常性を維持するのでしょうか?私たちは、このメカニズムを研究しています。そして、このメカニズムを応用した創薬の可能性を追求しています。そうすると、寝たきり老人の骨萎縮を防いだり、筋肉を強く保ったり、激しい運動をしなくても脂肪を燃焼させる薬(エクササイズ・ピル)が見つかるかも知れません。誰も考えつかなかった未解明の生体機構を解明し、新しい生物学、医学を創りだしましょう。

メッセージ

 若い大学院生の頃から、ハイランクのジャーナルへの発表を目指して研究することが大切です。アクティブに研究に打ち込み、かつサイエンスをエンジョイすることが、研究者としての資質に大きく影響します。アクティブな研究、ホットなサイエンスを一緒に目指しましょう。