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<title>東北大学 大学院生命科学研究科</title>
<subtitle>東北大学 大学院生命科学研究科からのお知らせを掲載しています。</subtitle>
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	<name>東北大学 大学院生命科学研究科</name>
</author>

	<entry>
	<title>夢見る脳のエネルギーパラドックスを発見 －脳内代謝エネルギー供給増／神経細胞ATP減少の逆説－</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-07-28T10:00:00+09:00</updated>
	<summary>【発表のポイント】


	マウス脳を広域蛍光イメージング（注１）で観察し、脳血液量、アストロサイト（注２）のピルビン酸（注３）、神経細胞のATP（注４）の変動を解析しました。
	&amp;nbsp;ノンレム睡眠（注５）中には、脳波のシータ帯活動から数秒後の脳血液量変動を予測でき、神経活動と血管反応が連動していることが示されました。
	レム睡眠（注６）に移行する前から脳血液量が増加し始め、その変化は後方の大脳皮質から前方へと広がることが分かりました。
	レム睡眠中には、脳血液量とアストロサイト細胞内のピルビン酸が増える一方で、神経細胞内のATPは低下しました。夢を見るレム睡眠時には、脳内エネルギーの供給と消費の関係が動的に組み替わることを示す発見です。


&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【概要】


&amp;nbsp; &amp;nbsp;私たちは、眠っている間にも夢を見たり、記憶を整理したりしています。特にレム睡眠は、身体は休んでいるにもかかわらず脳は活発に働く、いわば「逆説的」な睡眠状態です。しかし、レム睡眠中に脳にどのように代謝エネルギーが供給され、消費されているのかは十分に分かっていませんでした。


&amp;nbsp; &amp;nbsp; 東北大学大学院生命科学研究科の高橋佑輔大学院生、生駒葉子助教、松井広教授（大学院医学系研究科兼任）らの研究グループは、生きたマウスの自然睡眠中の大脳皮質を、頭蓋骨を開けずに広域蛍光イメージングで観察しました。その結果、夢を見るレム睡眠中には、エネルギー供給の増加を反映すると考えられる脳血液量の増加と、アストロサイト細胞内のピルビン酸増加が見られた一方で、神経細胞が直接利用するエネルギー分子であるATPの細胞内濃度はむしろ低下することが示されました。これは、単純に「血流が増えれば神経細胞のエネルギーも増える」とは言えないことを示す、レム睡眠における脳エネルギーのパラドックス（注７）です。


&amp;nbsp; &amp;nbsp; 生体脳は、コンピュータに比べてはるかに省エネ（注８）で情報処理を行っています。夢を見るレム睡眠時特有の脳内エネルギーの供給と消費のバランスを調べることで、睡眠や記憶の仕組みの理解にもつながることが期待されます。


&amp;nbsp; &amp;nbsp; 本成果は2026年7月27日付でCommunications Biologyに掲載されました。&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



図1. 研究概要のイメージ：脳が高度な情報処理を行い、記憶や感情などの心の機能を生み出すためには、代謝エネルギーが必要です。

このエネルギーのもととなる酸素やグルコースは、血液によって身体から脳へと運ばれます。本研究では、マウスの自然睡眠中の脳を頭蓋骨越しに観察し、夢と深く関わるレム睡眠への移行時に、脳の局所血液量が大きく増加することを示しました。脳内では、多くの神経細胞は血管に直接接しておらず、グリア細胞の一種であるアストロサイトが、血管と神経細胞の双方に接しています。そこで本研究では、アストロサイト細胞内のピルビン酸と、神経細胞内のATPを、それぞれ蛍光センサーで計測しました。その結果、レム睡眠中には、局所血液量とアストロサイト内ピルビン酸が増加する一方で、神経細胞内ATPはむしろ低下するという、一見逆説的な現象が見出されました。この神経細胞ATPの低下には、レム睡眠特有の情報処理によってATP消費が増大した可能性、アストロサイトから神経細胞への代謝基質の受け渡しが一時的に変化した可能性、あるいは神経細胞内でのATP産生効率が変化した可能性が考えられます。本研究は、脳内の情報処理が、神経細胞だけでなく、血管やアストロサイトを含む代謝ネットワークによって動的に支えられていることを示しています。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【用語説明】
注1. &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;広域蛍光イメージング
広域蛍光イメージングは、蛍光を発する物質やタンパク質を利用して、生きた脳の広い範囲の活動を観察する方法です。本研究では、頭蓋骨を開けずに、マウス大脳皮質全体の血管・代謝動態を観察しました。マウスの頭蓋骨は、頭皮の下では比較的透明ですが、頭蓋骨を露出させて乾燥させると急速に不透明になることが知られています。そこで本研究では、頭蓋骨を紫外線硬化樹脂でコーティングし、湿潤で透明な状態を保つことで、頭蓋骨越しに脳表面の細胞や血管を観察しました。従来は、頭蓋骨を取り除いて小さな窓を作り、脳内を観察する方法が広く用いられてきました。しかし、このような侵襲を加えると、特に血管系やグリア細胞の活動が影響を受ける可能性があります。本研究では、開頭していない頭蓋骨越しに、血管内を流れる蛍光物質や脳実質の細胞に発現させた蛍光タンパク質から生じる蛍光を観察しました。観察には蛍光マクロズーム実体顕微鏡を用いました。実体顕微鏡は、視野が広く、対物レンズから対象までの距離が比較的長い顕微鏡であり、対象の表面を広く観察するのに適しています。本研究では、マウスの大脳皮質全体が観察できる程度の倍率で、励起光を脳に照射し、戻ってきた蛍光を高感度カメラで撮影しました。

&amp;nbsp;


注2.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;アストロサイト
脳のアストロサイトは、グリア細胞の一種であり、神経細胞と血管の間に位置して、脳内の代謝、イオン環境、神経伝達、血管反応を調節する細胞です。脳を構成する細胞のうち、神経細胞以外の細胞は総じてグリア細胞と呼ばれます。従来、グリア細胞は脳の隙間を埋める「ノリ」のような存在と考えられてきました。しかし近年、グリア細胞には、脳内のエネルギー代謝やイオン環境を制御する機能があることが示されてきました。さらに、神経細胞とは異なる仕組みで脳内情報処理に関わることも明らかになりつつあり、脳と心の機能におけるグリア細胞の役割に大きな注目が集まっています。グリア細胞は大きく、アストロサイト、ミクログリア、オリゴデンドロサイトに分類されます。アストロサイトは、神経細胞同士をつなぐシナプス結合部位の近くに存在するとともに、脳内を張り巡らされた血管を取り囲む構造を持っています。そのため、神経細胞の活動と血管からのエネルギー供給をつなぐ重要な位置にあります。

&amp;nbsp;


注3.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ピルビン酸
ピルビン酸は、グルコースが分解される過程で作られる代謝物で、ATP 産生につながる重要な分子です。本研究では、アストロサイト内のピルビン酸を蛍光センサーで計測しました。アストロサイトは血管からグルコースと酸素を受け取ります。受け取ったグルコースは、解糖系によってピルビン酸に変換されます。したがって、血管からのグルコース供給量が増えると、アストロサイト内のピルビン酸も増加すると考えられます。ピルビン酸は、アストロサイト内でミトコンドリアに取り込まれ、最終的にエネルギー分子 ATP の産生に利用されます。一方、アストロサイト細胞質のピルビン酸は乳酸に変換されることもあります。乳酸は、モノカルボン酸トランスポーター（MCT）を介してアストロサイト外へ排出され、神経細胞に取り込まれる可能性があります。神経細胞に取り込まれた乳酸は、再びピルビン酸に変換され、ミトコンドリアに取り込まれて ATP 産生に使われると考えられています。この考え方は、アストロサイト・神経細胞間乳酸シャトル仮説と呼ばれます。したがって、アストロサイトのミトコンドリア機能や MCT 機能が変化すると、ピルビン酸の消費や乳酸の排出が変化し、アストロサイト内に乳酸やピルビン酸が蓄積する可能性があります。

&amp;nbsp;


注4.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ATP
ATP は、生物の細胞内でエネルギー通貨として働く分子です。本研究では、レム睡眠という自然な脳状態で、神経細胞内 ATP が低下することを示しました。アデノシン三リン酸（ATP）は、生物の細胞内でエネルギー通貨として機能しています。ATP からリン酸がひとつ外れてアデノシン二リン酸（ADP）になる際に放出されるエネルギーが、さまざまな細胞機能に利用されます。細胞内で ATP を効率よく産生する重要な経路としては、ミトコンドリアにおける酸化的リン酸化が挙げられます。細胞外のグルコースを取り込んだ細胞は、解糖系によってこれをピルビン酸に変換します。ピルビン酸はミトコンドリアに取り込まれ、クエン酸回路を経て NADH や FADH2 などの還元型補酵素が生成され、電子伝達系を介して ATP が多量に作られます。このように、細胞内 ATP 濃度は、供給、すなわち生成と、消費のバランスによって維持されています。ATP は生体内のすべての細胞の機能と生存に必要不可欠なエネルギー分子であるため、これまで、生理的な状況下ではその濃度は比較的安定に保たれていると考えられてきました。本研究は、レム睡眠という自然な脳状態で神経細胞内 ATP が変動することを示した点に大きな特徴があります。

&amp;nbsp;


注5．&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ノンレム睡眠
ノンレム睡眠は、レム睡眠以外の睡眠状態です。本研究では、ノンレム睡眠中のシータ帯活動の揺らぎが、数秒後の脳血液量変化と強く関係することを示しました。ノンレム睡眠は、深い睡眠段階を含む睡眠状態です。脳波ではデルタ波（1〜4 Hz）などの低周波成分が目立つことが特徴とされています。ただし、ノンレム睡眠中にも、シータ波（6〜9 Hz）を含め、他の周波数成分は存在します。本研究では、ノンレム睡眠中にシータ帯活動の強さが時間的に変動することに着目しました。その結果、シータ帯活動の揺らぎが、約4〜5秒後の脳血液量変化と強く関係することが示されました。これは、ノンレム睡眠中にも、神経活動と血管反応が密接に結びついていることを示唆しています。

&amp;nbsp;


注6．&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;レム睡眠
レム睡眠とは、急速眼球運動（REM; Rapid Eye Movement）を伴う睡眠状態です。夢や記憶の整理と関連すると考えられ、脳波と筋電図を組み合わせることで判定できます。目を閉じて眠っている間でも、まぶたの奥で眼球が急速に動く時期があります。この急速眼球運動を REM と呼びます。レム睡眠中にヒトを起こすと、夢を見ていたと報告することが多いため、レム睡眠中に過去の経験を記憶するものと忘れるものとに選り分け、その過程で夢を見るという仮説が生まれました。このような機能をレム睡眠が実際にどの程度担っているかについては議論がありますが、他の睡眠状態とは異なる特有の情報処理がレム睡眠中に行われていることは強く示唆されています。レム睡眠中には、脳波の周波数成分のうちシータ波（6〜9 Hz）が強まり、デルタ波（1〜4 Hz）が低下します。また、身体を支える筋肉は強く弛緩するため、筋電図はほぼ平坦になります。したがって、脳波と筋電図を合わせて記録することで、レム睡眠が生じている時間帯を特定できます。

&amp;nbsp;


注7．&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;脳エネルギーのパラドックス
本研究では、レム睡眠時に脳血液量とアストロサイト内ピルビン酸が増える一方で、神経細胞内 ATP が低下する現象を「脳エネルギーのパラドックス」と呼びます。パラドックスとは、日本語で「逆説」などと訳され、一見すると常識に反していたり、矛盾していたりするように思える事象や命題でありながら、よく考えると一定の論理的根拠や真実を含んでいる状況を指します。本研究では、レム睡眠時に脳血液量が増加し、脳内へのエネルギー供給が高まっていると考えられる状況でありながら、神経細胞内のエネルギー分子 ATP が減少する現象を脳エネルギーのパラドックスと呼びます。この現象は、レム睡眠時に神経細胞による ATP 消費が大きく増加している可能性、神経細胞への代謝基質の供給が一時的に滞る可能性、あるいは神経細胞内での ATP 産生様式が変化している可能性を示唆します。いずれにせよ、レム睡眠は、神経細胞内での代謝エネルギー動態が大きく組み替わる脳状態であると考えられます。

&amp;nbsp;


注8．&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;省エネ
ヒトの脳は、成人でおよそ 20 ワット程度のエネルギーで働いていると推定されています。これは、現代の計算機と比較しても驚くほど高効率な情報処理です。このエネルギー量は、薄い白熱球を灯す程度に相当します。一方、標準的なパソコンや大規模なスーパーコンピュータは、脳とは異なる原理で計算を行い、用途によってははるかに大きな電力を必要とします。それと比較すると、生物の脳は驚異的な省エネルギー性能を実現していると言えます。脳がこのような高効率な情報処理を実現する秘密の一端は、脳内での代謝エネルギー分子の動態を調べることで明らかになると期待されます。本研究は、レム睡眠中に、血管からの供給、アストロサイトの代謝、神経細胞の ATP 状態が単純に同じ方向へ変化するのではなく、脳状態に応じて異なる振る舞いを示すことを明らかにしました。このような動的なエネルギー配分は、生物の脳に特有の省エネルギー型情報処理を理解する手がかりになると考えられます。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



【論文情報】
タイトル：&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;Energy paradox in REM sleep: balancing supply and consumption in brain metabolism
著者：&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;Yusuke Takahashi, Yoko Ikoma, Ko Matsui*
筆頭著者：&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野&amp;nbsp; 大学院生　高橋 佑輔
*責任著者：&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野&amp;nbsp;&amp;nbsp; 教授　松井 広
&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;研究室：&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;http://www.ims.med.tohoku.ac.jp/matsui/
掲載誌：&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;Communications Biology
DOI：&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;https://doi.org/10.1038/s42003-026-10646-6

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【問い合わせ先】
（研究に関すること）
　東北大学大学院生命科学研究科
　教授　松井 広（まつい こう）
　TEL: 022-217-6209
　Email: matsui(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;

（報道に関すること）
　東北大学大学院生命科学研究科広報室
　高橋 さやか（たかはし さやか）
　TEL: 022-217-6193
　Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています



</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>マイクロ液滴を含む新流体材料を利用した「マイクロフローアッセイ法」の開発に成功〜ウイルス感染能の超高感度定量測定を実現〜</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-07-23T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>ポイント



	PCR法では困難だった、ウイルス感染能の超高感度定量測定を可能にする新たな技術「マイクロフローアッセイ法」を開発しました。マイクロフローアッセイ法では、ウイルス感染能を迅速に定量測定することができ、従来のプラークアッセイ法と比べて10倍以上高い感度で大幅な測定時間の短縮を実現しました。
	ウイルス感染能の高感度測定にむけ、多糖類の一種であるデキストラン（Dex）からなるマイクロ液滴が分散した新たな全水系の流体材料を開発しました。
	M13ファージウイルス注1）と大腸菌をDexマイクロ液滴内に局在させ、ウイルスを閉じ込めることに成功し、フローサイトメトリー解析注2）によるウイルス感染能の超高感度定量測定が可能になりました。


&amp;nbsp;

概要

&amp;nbsp;

　ウイルスの超高感度検出は、感染症の拡大を防ぐ上で重要な技術です。ウイルスの核酸量を測定するPCR法は、ウイルスの絶対量を高感度で測定する技術として実用化されています。しかし、PCR法では失活したウイルスも計測されるため、感染能の正確な定量評価には適しておらず、ウイルス感染能を超高感度定量測定する技術は、未確立の現状にあります。
　本研究チームでは、細胞内に見られるマイクロ液滴から着想を得て、ウイルス感染能の超高感度定量測定を可能にする新たな流体材料の開発に成功しました。開発した流体材料は、その内部にマイクロ液滴を含みます。通常、マイクロ液滴は速やかに融合し、マクロな相分離に至るため、微小空間が求められる微量サンプルの高感度検出への適用は困難でした。本研究チームは、ポリエチレングリコール（PEG）水溶液中に作られるデキストラン（Dex）マイクロ液滴の融合を長時間にわたり抑制するAzSAPペプチドナノファイバーを用いて、マイクロ液滴が分散した新たな流体材料を開発しました。流体材料中のDexマイクロ液滴内部に、M13ファージウイルスと、その宿主細胞である大腸菌を局在させると、ファージウイルスの液滴外での二次感染注3）が抑えられ、フローサイトメトリー解析によってウイルス感染の超高感度定量測定が可能になりました。本研究で開発した新たなウイルス感染能の定量測定法「マイクロフローアッセイ法」は、従来の感染能測定方法であるプラークアッセイ法に比べて10倍以上高い感度と、測定時間の大幅な短縮を実現しました。

　本研究成果は、2026年7月22日（水）、Nature Communications誌のオンライン版で公開されました。




図　（a） AzSAPの分子構造。
（b,c） 不安定な従来のDex液滴（b）と、安定性、流動性、時空間的な制御性を兼ね備えたDex液滴/AzSAPシステム（c）の比較。

Dex/PEGのマイクロ液滴に対してAzSAPを添加すると、系中でナノファイバーを形成し、安定性、流動性、時空間制御性を持ったDex液滴が形成される。（図はNature Communicationsより改変）


&amp;nbsp;

研究体制：本研究は、東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門の内田紀之特任講師、村岡貴博教授、同研究院先端物理工学部門の吉野大輔教授、大学院工学府の村西和佳特任助教、矢口敦也（博士後期課程修了）、近藤詩織（博士前期課程修了）、吉田彩乃（博士前期課程）、樋口元気（博士前期課程修了）、付若瀛（博士前期課程修了）、竹之内隆伸（博士後期課程）、横浜市立大学大学院生命医科学研究科の川端悠（博士後期課程）、梅澤遥佳（博士前期課程）、石本直偉士助教、田尻道子特任助教、明石知子客員教授、朴三用教授、北里大学大学院理学研究科の關拓和（博士後期課程）、同大学未来工学部の渡辺豪教授、東京大学大学院工学系研究科の野地博行教授、韓国基礎科学支援研究院バイオ融合研究部の李映昊教授、東北大学学際科学フロンティア研究所の奥村正樹准教授（ディスティングイッシュトアソシエイトプロフェッサー、兼生命科学研究科）、台湾国立陽明交通大学応用化学科の平松弘嗣教授、徳島大学先端酵素学研究所の齋尾智英教授の国際研究グループによって行われました。

&amp;nbsp;

【用語解説】


注1）M13ファージウイルス
大腸菌に感染する糸状の細菌感染ウイルスの一種。一本鎖DNAをゲノムとして持ち、宿主細胞を破壊することなく増殖できる。

&amp;nbsp;

注2）フローサイトメトリー解析
細胞や微粒子を液体中に分散させて一列に流し、レーザー光を照射することで、散乱光や蛍光シグナルを測定し、それぞれの粒子の物理的・生物学的特性を高速かつ定量的に解析する手法。
&amp;nbsp;


注3）二次感染
一度ウイルスに感染した後、別の病原体に新たに感染すること。
&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【論文情報】

論文タイトル：Supramolecular nanofiber stabilization of microdroplets enables ultra-sensitive virus infection analysis
著者：Noriyuki Uchida, Atsuya Yaguchi, Shiori Kondo, Kazuyoshi Muranishi, Haruka Kawabata, Haruka Umezawa, Naito Ishimoto, Michiko Tajiri, Satoko Akashi, Takuya Seki, Go Watanabe, Ayano Yoshida, Genki Higuchi, Jakuei Fu, Takanobu Takenouchi, Daisuke Yoshino, Hirotsugu Hiramatsu, Masaki Okumura, Tomohide Saio, Hiroyuki Noji, Young-Ho Lee, Sam-Yong Park, Takahiro Muraoka
*責任著者：Noriyuki Uchida（内田紀之）、Sam-Yong Park（朴三用）、Takahiro Muraoka （村岡貴博）
URL：https://www.nature.com/articles/s41467-026-75297-x
DOI：10.1038/s41467-026-75297-x

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学 学際科学フロンティア研究所


&amp;nbsp;

【問い合わせ先】

（報道に関すること）

東北大学 学際科学フロンティア研究所 企画部
TEL: 022-795-4353
E-mail: fris-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>東北大学大学院生命科学研究科 特任助教（研究）「COI-NEXTネイチャーポジティブ発展社会実現拠点ブリッジフェロー」の募集</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-07-10T14:00:00+09:00</updated>
	<summary>東北大学大学院生命科学研究科 生態発生適応科学専攻 生態ダイナミクス講座 統合生態分野（近藤倫生研究室）では、特任助教（研究）を募集しています。

&amp;nbsp;

募集の背景、プロジェクトの説明
　東北大学COI-NEXTネイチャーポジティブ発展社会実現拠点（NP拠点）では、ネイチャーポジティブ社会の実現に向けて、異分野の連携を通じた新しい知の統合（シンセシス）の創出を目指しています。 ここでいうシンセシス研究とは、自然科学のみならず、人文・社会科学（経済学、哲学等）や行動科学、さらには地域知など、多様な分野・主体が持つ知見やデータを統合し、新しい概念や実践知を生み出す研究です。その成果は、社会課題の解決に向けたホワイトペーパー（課題や解決策の根拠を示す文書）やブループリント（実装に向けた設計図）につながる学術成果として社会へ還元されることを目指しています。
　こうした研究を推進するために、NP拠点では「科学と社会の知をつなぐ新しい学際人材」＝ブリッジフェローの育成・活躍を重視しています。 ブリッジフェローとは、自身の専門性を基盤としながら、異分野の研究者、地域社会、行政、企業などとの対話や協働を通じて、その専門性をさらに発展させ、新しい知の統合（シンセシス）を生み出す研究者です。従来の専門分野に閉じた研究者でも、単なるコーディネーターでもなく、研究と社会実践の双方に主体的に関わりながら、新しい学術領域や社会実装を切り拓く役割を担います。 本公募では、専門分野を持ちながらも、その枠を越えて新たな知の創出や社会課題の解決に挑戦する意欲のある研究者を募集します。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


NP拠点では、以下のような方を歓迎します。


	自然科学と社会科学の両方に関心・経験がある
	学際的テーマに挑戦したい、分野を越えて学びたい意欲がある
	既存データの統合から新しい知を生み出す研究に興味がある
	地域社会に入り、実践から学びたい意欲がある
	価値観の異なる関係者と協働できる柔軟性がある
	失敗を恐れず、未知の領域に挑む姿勢がある


※NP拠点：https://www.naturepositive-hub.jp/

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


募集種別：特任助教（研究）　
※ブリッジフェロー

&amp;nbsp;

配属部署：生命科学研究科生態発生適応科学専攻 生態ダイナミクス講座
統合生態分野（近藤倫生研究室）

&amp;nbsp;

募集人員：若干名

&amp;nbsp;

公募締切日：2026年11月30日（月）必着
※応募のあった者から順次選考を実施する。採用予定者が決定した時点で締切日前であっても募集を締め切る。

&amp;nbsp;

仕事内容・職務内容
NP拠点のブリッジフェローとして、研究と社会共創の両方に携わる。具体的には以下A、B、Cの業務・役割を担当する。

&amp;nbsp;

A：研究（学際研究・シンセシス研究）


	異分野データを用いた統合解析・メタ解析
	シンセシス論文の共同執筆
	WGの支援（議論整理、可視化、論文化支援）


B：社会共創


	地域（行政・企業・住民）との協働支援
	地域の政策・実践・歴史資料などの&amp;ldquo;既存地域知&amp;rdquo;の抽出・整理
	地域から得られる知見の学術的構造化


C：横断的な役割


	学際研究と社会共創をつなぐ「知の通訳者」としての調整
	合宿（Synthesis Retreat）の企画・運営
	データコア・事務局との協働による研究推進支援


&amp;nbsp;

給与
年俸 : 600万円～（税控除前）
※学歴、経歴等を鑑みて年俸額（控除前）を決定する

&amp;nbsp;

勤務時間
専門業務型裁量労働制（みなし労働時間：7時間45分/日）

就業時間：08:30-17:15　　休憩時間：12:00-13:00


休日：土・日・祝日、国民の祝日、12月29日から翌年1月3日までの日、及び本研究科が定める日、並びに東北大学の規定による休暇
時間外勤務、その他説明 : 裁量労働制を適用。

&amp;nbsp;

応募資格


	博士の学位を有する方、あるいは着任予定時期までに博士の学位を取得見込みの方
	自然科学・社会科学・人文科学のいずれかの専門分野を持つ方
	分野横断的研究への強い意欲
	地域・行政・企業など多様な主体とのコミュニケーション能力
	日本語または英語での業務遂行能力


（地域実践の場面は日本語が望ましいが、国際研究推進は英語能力を歓迎）

&amp;nbsp;

雇用形態
常勤職員（有期雇用）

&amp;nbsp;

契約期間
任期あり　2027年4月1日～2028年３月31日（テニュアトラック以外）
着任日：2027年4月1日以降のできるだけ早い時期（採用日については応相談）
毎年度ごとに更新。延長可能性あり（最大3年まで更新可）
＊更新の条件：勤務態度、勤務成績、予算の都合による
試用期間（6ヶ月）

&amp;nbsp;

勤務地
〒980-8579 宮城県 仙台市青葉区片平2-1-1　東北大学片平キャンパス内
グローバルコネクトハブ５階　
※NP拠点連携地域への出張あり

&amp;nbsp;

待遇
各種制度は東北大学の規定による
＜加入保険＞


	健康保険 : あり
	厚生年金保険 : あり（文部科学省共済組合）
	労災保険 : あり
	雇用保険 : あり


&amp;nbsp;


応募方法
応募はオンラインフォームから受け付けます。提出書類についてもオンラインフォームからアップロードください。
応募フォーム　　https://forms.gle/AZD3fdSFecUydrjo9

※応募にはGoogleアカウントでのログインが必須となります。

&amp;nbsp;

＜提出書類＞


	履歴書（本学様式で作成ください）


　※履歴書様式　https://c.bureau.tohoku.ac.jp/jinji-top/external/resume_cv/


	研究業績リスト（論文、書籍、学会発表、講演等）
	志望理由書（A4版 1〜2枚）


※「ブリッジフェローとして何を実現したいか」に言及すること。


	これまでの社会連携・学際・協働に関する経験や実績（任意）
	推薦書1通（任意）


&amp;nbsp;

選考方法
書類選考の上、面接を実施します。面接は複数回実施する場合もあります。
面接の詳細は、メールにて連絡いたします。
選考では以下の点を重視します。

(1) 書類選考


	これまでの研究実績
	志望動機（科学と社会のつなぎ手としての意欲）


(2) 面接（オンライン可）


	研究への姿勢
	協働能力
	NP拠点のビジョンへの理解


※ 単純な専門性ではなく、創造性・協働性・挑戦性を重視します。

&amp;nbsp;

結果通知方法
審査結果はメールにて連絡いたします。

&amp;nbsp;

連絡先
東北大学COI-NEXTネイチャーポジティブ発展社会実現拠点
事務支援室長　佐々木　美由紀
E-mail：nature_positive_hub(at)grp.tohoku.ac.jp
TEL：022-217-5055
※(at)を@に変更して送信してください。
※ブリッジフェローに関する質問等は、下記の問合せフォームからお願いいたします。
問合せフォーム　https://forms.gle/7V3cypZNoMFaEhQLA

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

備考
選考の過程でプレゼンテーション等をお願いする場合があります。


	東北大学は多様性、公正性、包摂性（Diversity, Equity &amp;amp; Inclusion : DEI）を向上させる活動を推進しており、多様な人材の積極的な応募を歓迎します。


東北大学DEI 推進宣言WEB ページ https://dei.tohoku.ac.jp/vision/about/


	雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律第8 条に基づき女性教員の在籍率を改善するための措置として、公正な評価に基づき職務に必要とされている能力が同等と認められる場合は、女性を優先的に採用します。
	学生および教職員が学業・研究・職務の遂行において、多様な性を尊重する環境を実現することを目的として、その方針と具体的な対応の内容を示した「東北大学-みんなが主役-多様な性に関するガイドライン」を制定しています。


ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進センターWEB ページ
https://dei.tohoku.ac.jp/vision/consulting/for_minority/


	東北大学には全学教職員が利用できる川内けやき保育園（定員22 名）及び青葉山みどり保育園（定員116 名）の他、大学病院所属の職員等が利用できる星の子保育園（定員120 名）があり、全国の国立大学の事業所内保育施設として最大規模の保育環境が整っています。


また、大学病院内に軽症病児・病後児保育室もあり、全学教職員が利用できます。


	その他、男性教職員の育児休業等促進策も含めた本学の両立支援、研究支援等の詳細及び共同参画の取組については、下記URL をご覧ください。


ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進センターWEB ページ
https://dei.tohoku.ac.jp/vision/consulting/for_family/

&amp;nbsp;

人事企画部WEB ページ https://c.bureau.tohoku.ac.jp/jinji-top/external/a-4-kosodate/
&amp;nbsp;

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>生命科学研究科　公正な研究活動セミナー、科研費セミナー</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-07-03T11:30:00+09:00</updated>
	<summary>
【日時・開催方法】
　日 時： 2026年7月23日（木）&amp;nbsp;
　　　　第一部（公正な研究活動セミナー）：13:30～14:10
　　　　第二部（科研費セミナー）　　　　：14:10～14:40

&amp;nbsp;

　開催方法： オンライン（Zoom）
　・配信URLは総務係より送付したメールをご確認ください
　・後日オンデマンドで配信を行う予定です。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【第一部：公正な研究活動セミナー（13:30～14:10）】
　対象： 生命科学研究科所属の教職員、学生（原則として全員参加してください）
　講師： 生命科学研究科副研究科長 研究倫理推進責任者 田口 友彦　教授

&amp;nbsp;

　

【第二部：科研費セミナー（14:10～14:40）】
　対象：生命科学研究科所属の教職員（興味のある学生も参加可能）
　司会進行：生命科学研究科 研究科長特任補佐（研究担当）　有本 博一 &amp;nbsp;教授
　講師：生命科学研究科　貞許　礼子　特任准教授（ＵＲＡ）
　内容：今年度の科研費申請の変更点について、 科研費に関する質疑応答

&amp;nbsp;

ポスター（PDF）

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>「赤と緑はなぜ見分けられるのか」霊長類色覚の分子構造を解明 ～赤・緑錐体視物質の構造を原子レベルで決定、30ナノメートルの謎に迫る～</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-06-26T09:00:00+09:00</updated>
	<summary>発表のポイント



	世界初：霊長類の「赤」と「緑」の視物質の立体構造 (暗状態) を原子レベルで解明
	わずか3つのアミノ酸が「色の見分け」を支配する仕組みを特定
	錐体特有の「横穴」構造を発見：迅速な視覚再生の鍵を提示
	色覚多様性の理解から次世代の創薬・治療戦略への応用に期待


【概要】

　ヒトを含む霊長類の色覚は、赤・緑・青の3種類の「錐体 (すいたい) 視物質 (注1)」によって実現されています。なかでも赤と緑の視物質は、アミノ酸配列の約96％が共通しているにもかかわらず、吸収する光の波長に約30 ナノメートル (nm、1nmは10億分の1メートル)という決定的な差があり、このわずかな違いが赤と緑の識別を可能にしています。しかし、この波長差を生む立体構造上のメカニズムは、色覚研究における長年の大きな謎でした。

&amp;nbsp;

　名古屋工業大学生命・応用化学類の片山耕大准教授らの国際共同研究グループは、霊長類 (マカク)の赤および緑錐体視物質の「暗状態 (光を受ける前の状態)」における3次元構造を、クライオ電子顕微鏡単粒子解析 (注2)により世界で初めて原子レベルで決定しました。さらに量子化学計算 (注3)と統合解析を行うことで、光を吸収する物質 (レチナール (発色団) (注4)) 自体の構造は両者でほぼ同一である一方、赤錐体に特異的な3つの親水性アミノ酸残基の「配置」や「電気的な性質 (双極子モーメント (注5))」の違いにより生じる静電環境が、赤と緑の見分けを実現する決定的要因であることを明らかにしました。

&amp;nbsp;

　また、暗所視を担う「桿体 (かんたい) 視物質 (ロドプシン)」との比較から、錐体視物質における膜側面の構造的空隙 (横穴構造) (注6)を見いだしました。さらなる解析の結果、レチナールの「放出」と「取り込み」は、それぞれ異なる経路を通じて行われる可能性が示されました。活性化に伴う膜側面の横穴の形成自体はロドプシンでも見られますが (第一の横穴)、錐体視物質では、暗状態においてすでに「取り込み側」の経路 (第二の横穴) が開いた構造をとっていることが明らかになりました。この構造的特徴により、レチナールの取り込み効率が高まり、光応答後の再生が迅速に進行することで、錐体特有の高速な視覚サイクルを支えていると考えられます。加えて、錐体視物質では暗状態でも活性型に近い柔軟な構造をとる性質も確認されました。これらは錐体特有の「高速な光応答」や「迅速な視覚再生」を支える重要な構造基盤であり、強い光にさらされる日中の環境下で、色覚機能を連続的に維持するために錐体視物質が獲得した構造的適応であると考えられます。本成果は、色覚の分子機構の理解を飛躍的に進展させるものであり、将来的な視覚疾患の病態解明や創薬研究への大きな貢献が期待されます。

&amp;nbsp;

　本研究は、名古屋工業大学生命・応用化学類の片山耕大准教授、大橋沙也佳氏 (博士後期課程3年)、神取秀樹特別教授、東京大学先端科学技術研究センターの加藤英明教授、イタリア・シエナ大学のMassimo Olivucci教授、京都大学医学部の岩田想教授、医生物学研究所の野田岳志教授、ヒト行動進化研究所の今井啓雄教授、関西医科大学医学部医化学講座の小林拓也教授、寿野良二准教授、東北大学多元物質科学研究所（兼生命科学研究科）の南後恵理子教授らとの国際共同研究として実施されました。

本研究成果は、2026年6月25日午後2時 (EDT)に米国科学誌「Science」のオンライン版に掲載されました。

&amp;nbsp;



&amp;nbsp;

本研究成果の概要

&amp;nbsp;


【用語解説】

(注1) 錐体 (すいたい) 視物質
ヒトを含む霊長類の網膜にある「錐体細胞」に存在し、色を感知するタンパク質。赤・緑・青の3種類があり、それぞれが特定の波長の光に反応することで、脳が色を識別します。一方、暗い場所で働く視物質は「桿体視物質 (ロドプシン)」と呼ばれます。

&amp;nbsp;

(注2) クライオ電子顕微鏡単粒子解析
タンパク質などの生体分子をマイナス180℃以下の急速凍結状態で観察し、電子顕微鏡で撮影した多数の分子像から、その3次元構造を決定する手法。結晶化が困難な不安定なタンパク質でも、原子レベルの精密な構造を捉えることが可能です。

&amp;nbsp;

(注3) 量子化学計算
量子力学の原理に基づき、分子内の電子の振る舞いを計算することで、物質の性質を予測する手法。本研究では、タンパク質内部の複雑な静電環境が、レチナールの吸収する光のエネルギー (波長) にどのような影響を与えるかを精密に解析するために用いられました。

&amp;nbsp;

(注4) レチナール (発色団)
ビタミンAから作られる、光を受け取るための小さな分子。視物質タンパク質の内部に結合しており、光を吸収するとその形を変化させます。これがスイッチとなり、タンパク質全体の構造変化を引き起こして視覚信号が発生します。

&amp;nbsp;

(注5) 双極子モーメント
分子やアミノ酸残基内部における、プラスとマイナスの電荷の偏りの大きさと方向を示す指標。本研究では、赤錐体特有のアミノ酸が持つこの「電気的な偏り」の向きが、レチナールとの相互作用を通じて波長を長波長側へシフトさせていることを突き止めました。

&amp;nbsp;

(注6) 構造的空隙 (横穴構造)
タンパク質分子の内部から外部 (膜側面) へと通じている小さな隙間。本研究では、錐体視物質において、光によって変性したレチナールを排出し、新しいレチナールを迅速に取り込むための「搬入口」として機能している可能性が示されました。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【論文情報】

論文名：Structural insights into spectral tuning and retinal exchange in cone visual pigments
著者名：Sayaka Ohashi, Kota Katayama*, Asato Kojima, Xuchun Yang, Masahiro Fukuda, Filippo Sacchetta, Ryoji Suno, Yukihiko Sugita, Nipawan Nuemket, Suhyang Kim, Kazuhiro Kobayashi, Hiroo Imai, So Iwata, Eriko Nango, Takuya Kobayashi, Takeshi Noda, Massimo Olivucci*, Hideaki E. Kato*, Hideki Kandori*
*責任著者
掲載雑誌名：Science
公表日：2026年6月25日
DOI：10.1126/science.adz3996

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

関連リンク

名古屋工業大学

科学技術振興機構（JST）

東京大学　先端科学技術研究センター

京都大学

関西医科大学

東北大学

東北大学多元物質科学研究所

&amp;nbsp;

問い合わせ先

（研究に関すること）


東北大学 多元物質科学研究所
教授　南後 恵理子
TEL：022-217-5345　
E-mail：eriko.nango.c4*tohoku.ac.jp（*を@に置き換えてください）

&amp;nbsp;

（取材に関すること）
東北大学 多元物質科学研究所 広報情報室
TEL：022-217-5198　　
E-mail：press.tagen*grp.tohoku.ac.jp（*を@に置き換えてください）




東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています

&amp;nbsp;



</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>無重力下の触覚刺激の減少が 神経・筋の機能の低下や 老化ダメージの増加を引き起こす ― 若田宇宙飛行士が「きぼう」で実施した線虫実験により実証 ―</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-06-24T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>【発表のポイント】


	宇宙無重力下で生まれ育ったモデル生物線虫C. エレガンス（注１）では、運動性の低下、からだの発育抑制が観察されます。
	今回の宇宙実験では、新たに神経シナプス伝達（注２）の低下が示され、刺激を感受する複数のメカノ受容体（注３）遺伝子の発現も低下していました。
	加齢個体では宇宙無重力下での運動神経ネットワークの損傷や筋ミトコンドリアの崩壊などの老化ダメージが増加しました。
	これらのダメージは、培養条件にビーズを加えて物理的な刺激を増やすことで改善され、宇宙無重力環境で浮遊により低下する触覚などへの刺激を積極的に維持・介入することの重要性が示唆されました。


【概要】


　宇宙の無重力環境では、自重を支える必要がなくなるため、宇宙飛行士や宇宙マウスの実験で、骨や筋肉が急速に萎縮することが報告されています。東北大学大学院生命科学研究科・スペースクロステック研究センター 教授 東谷篤志とJAXA 宇宙環境利用推進センター 研究開発マネージャ 東端晃らの研究グループは、その要因の一つとして宇宙では浮遊することで接触を介した触覚刺激が低下する可能性があることを報告してきました。
　今回、研究グループは、モデル生物線虫C. エレガンスを、宇宙無重力下で育て、小さなプラスチックビーズを加え、触覚刺激の効果を調べました。ビーズを入れないで育成した線虫では、これまでと同様に、運動性の低下やからだの発育の抑制が観察され、さらに新たに成長期の個体において神経シナプス伝達の低下、加齢した個体では、老化に伴うダメージの増加が確認されました。一方、培養条件にビーズを加えて物理的な刺激を増やすことでこれらのダメージが抑制されることが分かりました。また遺伝子発現解析から、宇宙無重力下では、接触などの刺激を感受・応答する複数のメカノ受容体遺伝子の発現が低下し、触覚刺激などの入力そのものが減少している可能性が強く示唆されました。本Neural Integration System (NIS) 宇宙実験（注４）は、国際宇宙ステーション（ISS）「きぼう」日本実験棟において、若田光一宇宙飛行士の操作により実施されました。
　本成果は、科学誌FASEB Journalにおいて、2026年6月16日付で掲載されました。

&amp;nbsp;



図. 線虫の運動神経（DD/VD）における軸索ネットワークの宇宙無重力下での加齢変化


A：軌道上の遠心機による人工1G区、無重力（&amp;micro;G）区、および無重力区にビーズを添加した条件（&amp;micro;GB区）で育成したL4幼虫（D01：上段）および老化成虫（D10：下段）の腹側中央部におけるDD/VD運動神経軸索のGFP蛍光像を示す。無重力（&amp;micro;G）区の老化個体では、軸索の顕著な分断および断片化が観察された。

B, C：軸索上に形成される凝集体数の加齢に伴う蓄積（B）および軸索切断（C）を示す観察個体の割合を示す。いずれも無重力（&amp;micro;G）区の老化個体において有意な増加が認められ、ビーズ添加条件（&amp;micro;GB）ではこれらの損傷が抑制された。
&amp;nbsp;



【用語説明】
注1.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;線虫 Caenorhabditis elegans（C. エレガンス）


体長約1 mmの小型の線虫で、飼育が容易で世代時間が短く、ヒトと多くの遺伝子を共有していることから、遺伝子機能解析や老化研究、創薬研究などの分野において世界各国で広く利用されているモデル生物です。これまでに、線虫を用いた研究成果に関連して4件のノーベル賞が授与されています。

&amp;nbsp;


注2.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;神経シナプス伝達

神経細胞の終末部から、ドーパミン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質がシナプス小胞からシナプス間隙（細胞間のすき間）へ放出され、それが次の神経細胞や筋肉細胞へ信号として伝わっていく仕組みのことです。

&amp;nbsp;


注3.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;メカノ受容体

物理的な力や圧力を感知し、それを神経信号や生化学的シグナルに変換するセンサータンパク質で、触覚、聴覚、平衡感覚、さらに圧や筋肉の伸びの検知などに関わるイオンチャネル分子です。

&amp;nbsp;


注4.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;Neural Integration System（NIS）宇宙実験

モデル生物線虫を用いて、宇宙の微小重力環境、すなわち力学的な刺激が著しく低下する環境が加齢にどのような影響を与えるかを明らかにすることを目的とした宇宙実験です。神経ネットワーク、筋、ミトコンドリアへの影響を解析し、その知見を宇宙での長期有人活動および超高齢化社会における健康維持に役立てることを目指したJAXAの宇宙ライフサイエンス実験です。
https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/subject/life/70647.html
https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/pickout/73464.html

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【論文情報】
タイトル：Reduced Mechanical Tactile Stimulation Under Space Microgravity Affects Synaptic Signaling and Contributes to Neuromuscular Aging in Caenorhabditis elegans
著者：Atsushi Higashitani*,Je-Hyun Moon, Jong-In Hwang, Nahoko Higashitani, &amp;nbsp;Toko Hashizume, Ahmad Aisha Abu, Kazuki Ooizumi, Ibuki Sazuka, Yoshimitsu Hashizume, Masumi Umehara, Alfredo V. Alcantara Jr, Ban-seok Kim, Timothy Etheridge, Nathaniel J. Szewczyk, Takaaki Abe, Jin I. Lee, Akira Higashibata
*責任著者：東北大学大学院生命科学研究科・グリーン未来創造機構 スペースクロステック研究センター（兼務）教授　東谷 篤志
掲載誌：The FASEB Journal
DOI：10.1096/fj.202600867RR
URL：https://doi.org/10.1096/fj.202600867RR

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

グリーン未来創造機構 スペースクロステック研究センター

東北大学大学院 理学研究科

ムーンショット型研究開発事業（目標７）ミトコンドリア先制医療

JAXA

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【問い合わせ先】
（研究に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科
（兼 グリーン未来創造機構 スペースクロステック研究センター）
教授　東谷　篤志
TEL: 022-217-5715
Email: atsushi.higashitani.e7(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;

（報道に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科広報室
高橋　さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>世界初、代謝の謎「メタボロン」の部分構造と機能を解明 ―酵素を正しく導く新原理「GATEメカニズム」―</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-06-16T10:00:00+09:00</updated>
	<summary>【発表のポイント】



	植物代謝（注 1）に関わる不安定な酵素複合体「メタボロン」（注 2）の部分構造を原子レベルで解明し、代謝制御の新たな仕組みを明らかにしました。
	主役の酵素に補助タンパク質が一過的に結合し、「動的な導き手」として構造を整え、正しい反応へと導く「GATE メカニズム」を見いだしました。
	本成果は、生命に共通する代謝制御の原理となる可能性があり、合成生物学や代謝工学など幅広いバイオ分野への応用が期待されます。



&amp;nbsp;

【概要】

&amp;nbsp; &amp;nbsp; 細胞内の代謝では、複数の酵素が緩やかに集まり「メタボロン」と呼ばれる集合体を形成することが知られています。しかし、このメタボロンは非常に不安定で、その構造や代謝制御の仕組みはこれまで明らかになっていませんでした。
&amp;nbsp; &amp;nbsp;東北大学大学院工学研究科の今泉璃城特任助教、和氣駿之准教授は、東北大学大学院生命科学研究科の佐藤恭平学振特別研究員 、横山武司助教（現・北海道大学大学院水産科学研究院 准教授）、田中良和教授らとメタボロンの部分構造とその機能を、世界で初めて原子レベルで解明しました。研究グループは、植物のフラボノイド（注 3）合成に関わるカルコン合成酵素（CHS）と、それを補助するタンパク質 CHIL との複合体構造を解析しました。その結果、CHIL が CHS の活性部位（注 4）の構造を変化させ、不安定な反応を正確に制御していることを明らかにしました。このとき CHIL は、主役の酵素に寄り添いながら働く「動的な導き手」として機能してることが分かりました。さらに、このような一過的なタンパク質間相互作用により酵素の活性部位が調整され、代謝の正しい入口（ゲート）へ導かれる仕組みを、「GATE（GuidedActive-site Tuning via transient Enzyme association）メカニズム」と名付けました。
&amp;nbsp; &amp;nbsp;本成果は、科学誌 Nature Catalysis に、2026 年 6 月 15 日付で掲載されました。

&amp;nbsp;



図1. 細胞内におけるメタボロン（酵素複合体）形成による効率的なフラボノイド合成の概要図

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【用語説明】
注1. 代謝

生命活動は、生体内で起こる多数の化学反応によって支えられている。これらの反応はある反応の生成物が次の反応の材料となるように連続した経路を形成しており、このような一連の反応の流れを代謝または代謝経路と呼ぶ。各反応は、それぞれ特定の酵素と呼ばれるタンパク質によって進められる。

&amp;nbsp;


注2. メタボロン

代謝経路を構成する複数の酵素が、細胞内でゆるく結合して形成すると考えられている酵素複合体。約 40 年前からその存在が提唱されてきた。メタボロンを形成することで、不安定な中間体を効率よく次の酵素に受け渡したり、有害な中間体の拡散を防いだりする利点があると考えられている。一方で、その結合は弱く可逆的であるため、検出が難しく、実体の解明は困難とされてきた。

&amp;nbsp;


注3. フラボノイド

陸上植物がつくる化合物群で、C6&amp;ndash;C3&amp;ndash;C6 の基本構造を持つ。花の赤・青・紫色の多くはアントシアニンと呼ばれるフラボノイドに起因し、黄色の花色にもオーロンというフラボノイドの一種が関与する。フラボノイドは花色の発現を通じて植物の生殖に関わる他、病害虫や環境変化への応答、微生物との共生など、植物の生存に重要な役割を果たす。また、ヒトにおいても、健康機能を持つ成分として知られている。

&amp;nbsp;


注4. 活性部位

酵素分子の表面や内部に存在し、特定の反応物質（基質）が結合して化学反応が起こる部位。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【論文情報】

タイトル：Transient dynamics of flavonoid metabolons tune chalcone synthase specificity
著者：
東北大学 大学院工学研究科 特任助教 今泉 璃城*（共同筆頭著者）
東北大学 大学院工学研究科 准教授 和氣 駿之*（共同筆頭著者）
徳島大学 先端酵素学研究所 学術研究員 服部 良一
理化学研究所 放射光科学研究センター利用技術・システム開発研究部門 生物
系ビームライン基盤グループ 研究員 竹下 浩平
金沢大学 自然科学研究科物質化学専攻 大学院生 隅田 深瑠
金沢大学 理工研究域数物科学系 准教授 川口 一朋
北海道大学 大学院先端生命科学研究院 学術専門職 久米田 博之
金沢大学 ナノ生命科学研究所 特任准教授 梅田 健一
東北大学 大学院生命科学研究科 学振特別研究員 佐藤 恭平
金沢大学 理工研究域物質化学系 特任助教（当時） 矢内 太朗
兵庫県立大学 大学院理学研究科 助教 松浦 滉明
東北大学 大学院生命科学研究科（現・北海道大学大学院水産科学研究院 准
教授） 横山 武司
金沢大学 ナノ生命科学研究所 研究員 太村 理沙
金沢大学 ナノ生命科学研究所 中谷 佳代
高輝度光科学研究センター 主幹研究員 坂井 直樹
東北大学 大学院工学研究科 研究員 川極 幸村
東北大学 大学院工学研究科 大学院生（当時） 土井 大和
金沢大学 理工学域物質化学類 学部生（当時） 安田 あおい
東北大学 大学院工学研究科 大学院生（当時） 中野 拓也
東北大学 大学院工学研究科 大学院生（当時） 宇野 海地
金沢大学 自然科学研究科物質化学専攻 大学院生（当時） 吉田 城啓
東北大学 大学院工学研究科 学部生（当時） 綱島 京
徳島大学 先端酵素学研究所 教授 齋尾 智英
東北大学 大学院生命科学研究科 教授 田中 良和
東北大学 大学院工学研究科 教授 高橋 征司
金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授 古寺 哲幸
金沢大学 理工研究域物質化学系 教授 片岡 邦重
理化学研究所 放射光科学研究センター利用技術・システム開発研究部門 部
門長 山本 雅貴
金沢大学 理工研究域物質化学系 准教授 山下 哲（共同責任著者）
東北大学 名誉教授 中山 亨（共同責任著者）
掲載誌：Nature Catalysis
DOI：10.1038/s41929-026-01551-6
URL：https://www.nature.com/articles/s41929-026-01551-6

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学 大学院工学系研究科

&amp;nbsp;

【お問い合わせ】

（研究に関すること）
東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻
教授 高橋 征司
TEL: 022-795-7272

Email: seiji.takahashi.a7(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;

（報道に関すること）
東北大学大学院工学研究科情報広報室
担当　沼澤 みどり
TEL: 022-795-5898　

Email: eng-pr(at)grp.tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています。

&amp;nbsp;
</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>ナノポアを用いたポリペプチドの 1 分子検出に成功：複数狭窄部を有する Epx4 ナノポアを利用</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-06-15T14:00:00+09:00</updated>
	<summary>&amp;nbsp;

【概要】

　東京農工大学大学院工学研究院生命工学部門の川野竜司教授と同大学院工学府生命工学専攻大学院生の伊集院綾子、佐藤茉奈、同大学院グローバルイノベーション研究院の竹内七海特任助教、東北大学大学院生命科学研究科の田中良和教授、大学院生の内藤航大(当時)、University of Rome Tor Vergata の Mauro Chinappi 准教授、同大学大学院生の Virginia Di Toro Mammarella らは、複数の狭窄部注 1）を有する Epx4 注 2）ナノポア注 3）を用いたポリペプチドの検出に成功し、機械学習を用いた識別能評価の結果、従来のナノポアよりも高い識別能を有することを実証しました。本成果は、ペプチドを検出可能なナノポアに関する知見の蓄積に貢献するものであり、ペプチドを標的とするバイオセンサーやペプチドシーケンサー注 4)への応用が期待されます。

　本研究成果は、Wiley の国際学術誌 Small Methods（6 月 11 日付）に掲載されました。

&amp;nbsp;



図1：Epx4ナノポアの構造とナノポア計測の原理。Epx4ナノポアは複数の狭窄部を持つことが推測されています。ナノポア計測では、電圧印加下でイオン電流が流れ、ペプチドがナノポアを通過する際に一時的な電流阻害が起こります。この電流阻害シグナルを解析することで、ペプチドを1分子レベルで同定することが可能です。（A. Ijuin et al., Small Methods, 2026より一部引用）

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【用語説明】
注 1）狭窄部ナノポア内部で最も孔(ポア)直径が小さくなる部分。分子が通るときに一番強く影響を受ける細い場所で、通過分子を識別するために重要である。
注 2）Epx4
腸球菌という細菌が産生する孔（ポア）形成毒素の一種で、細胞の膜に孔(ポア)を開ける働きを持つ。
注 3)ナノポア
膜タンパク質やイオンチャネルによって、脂質二分子膜中に形成されるナノメートル（1 ミリメートルの 100 万分の 1）サイズの微細な孔（ポア）。

注 4）ペプチドシーケンサー
タンパク質やペプチドを構成するアミノ酸の配列を決定するための分析装置や手法のこと。

&amp;nbsp;

【論文情報】

タイトル：Epx4 Nanopore With Multiple Constrictions for Single-Molecule Identification
著者：伊集院綾子、内藤航大、佐藤茉奈、Virginia Di Toro Mammarella、竹内七海、Mauro Chinappi、田中良和、川野竜司
掲載誌：Small Methods
DOI：https://doi.org/10.1002/smtd.70762
URL：https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/smtd.70762

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東京農工大学

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【問い合わせ先】
（報道に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科広報室
高橋さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>海を越えるフクロウ類：アオバズクの渡り経路を解明 ― 世界最長の海上移動と、その先に待つ大規模プランテーション ―</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-06-11T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>【発表のポイント】&amp;nbsp;


	宮城県に生息するフクロウ類のアオバズクをGPS記録計（注１）で追跡し、本種が秋にカリマンタン島まで移動し、春には中国を経由して繁殖地に戻ることを突き止めました。
	&amp;nbsp;秋の渡りの中で記録された1848 kmにわたる海上移動は、これまでの夜行性鳥類における世界記録を二倍近く塗り替るものです。
	本種が越冬期にプランテーション内に残された小規模な二次林を利用することを明らかにしました。本研究の成果は、鳥類の保全方法の策定に貢献することが期待されます。



【概要】&amp;nbsp;


&amp;nbsp; &amp;nbsp; 四方を海で囲まれた日本を飛び立つ渡り鳥は、どのように海を越え、その先でどのような景色を見ているのでしょうか。
&amp;nbsp; &amp;nbsp; 東北大学大学院生命科学研究科の竹田山原楽特任研究員、田谷昌仁学振特別研究員、東北大学学際科学フロンティア研究所の塩見こずえ助教（研究当時）は、日本鳥類標識協会の細谷淳氏と共同で、渡りを行うフクロウ類として知られるアオバズクに注目し、その渡り経路の全貌に迫りました。本研究では、東北地方で繁殖するアオバズクに GPS記録計を装着することで一年間の移動経路を追跡しました。その結果、秋にはフィリピン海上を休まず飛行したのち越冬地のカリマンタン島に到達し、春には中国大陸部を経由して繁殖地まで北上することを明らかにしました。さらに越冬地周辺の衛星写真の解析から、追跡個体の越冬地が油ヤシのプランテーション（注２）に囲まれた小規模な二次林であることが示唆されました。
&amp;nbsp; &amp;nbsp; 本研究の成果は、2026 年 6 月 7 日付で Early Access 版が科学誌 AnimalBiotelemetry に掲載されました。

&amp;nbsp;



図1 . アオバズクとその生息地：東アジアで繁殖し、東南アジアで冬を過ごすことが知られている。左写真は青森県沖のフェリー航路上で観察された渡り中の移動個体（中村咲子氏提供）。

&amp;nbsp;


【用語説明】&amp;nbsp;
注1. GPS 記録計：全地球測位システムを用いて地球上における装着個体の座標を測位し、決められたスケジュールに沿って記録する機器。
注2. プランテーション：熱帯・亜熱帯地域に見られる単一作物を大量に栽培する農園。

&amp;nbsp;


【論文情報】
タイトル：Case Report: Long-distance overwater migration of the Northern Boobook, Ninox japonica, revealed by year-round GPS tracking
著者： 竹田山原楽*、田谷昌仁、塩見こずえ、細谷淳
*責任著者：東北大学生命科学研究科　特任研究員　竹田山原楽
掲載誌：Animal Biotelemetry
DOI：https://doi.org/10.1186/s40317-026-00469-x
URL：&amp;nbsp;https://link.springer.com/article/10.1186/s40317-026-00469-x

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学 学際科学フロンティア研究所

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【問い合わせ先】
（研究に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科
特任研究員　竹田 山原楽
TEL: 022-795-6691
Email: yawara.takeda.a6(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;

（報道に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科広報室
高橋さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;






東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています。
</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>生命科学セミナー</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/media/files/_u/event/file/15b076xf8x.pdf" />
	<updated>2026-06-10T16:00:00+09:00</updated>
	<summary></summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/media/files/_u/event/file/15b076xf8x.pdf</id>
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	<title>ハイブリッド霊長類言語学 ―異言語融合におけるコミュニケーション変容を紐解く― キックオフシンポジウム</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-06-02T13:00:00+09:00</updated>
	<summary>
【タイトル】
ハイブリッド霊長類言語学 ―異言語融合におけるコミュニケーション変容を紐解く― キックオフシンポジウム

&amp;nbsp;

【日時】
2026年6月25日（木）12:30-17:00

&amp;nbsp;

【講師】
13:15 - 14:05　小泉 政利 先生
14:20 - 15:10　岡ノ谷 &amp;nbsp;一夫 先生

&amp;nbsp;

【開催形式】
ハイブリッド開催
（オンラインの場合は参加登録が必要です）

&amp;nbsp;

【オンサイト参加】
東北大学 ・ 片平キャンパス 知の館 3 階 講義室
https://www.tfc.tohoku.ac.jp/jp/access.html

&amp;nbsp;

【参加の登録】
https://forms.gle/ASQX4VKCzPJUTSDm9　（6月22日まで）

&amp;nbsp;


【要旨】
「言語」 のような多様性に富んだ複雑なコミュニケーションはどのようにして進化してきたのでしょうか。 多くの研究者を惹きつけるこのテーマに対し、 我々は 『寛容性』 の違いをキーワードに、 ヒトとサルのコミュニケーション多様化の比較を行います。 　キックオフシンポジウムでは、 本領域の展望についてお話しするとともに、 当該分野の第一線でご活躍されている岡ノ谷 一夫 先生 （帝京大学）、 小泉 政利 先生 （東北大学） にご講演いただきます。

&amp;nbsp;

ハイブリッド霊長類言語学キックオフシンポジウム

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【ポスター発表について】

ポスター発表を希望される方はフォームにご入力ください。 発表者の学生の方には旅費支援を検討しております。支援可能な人数には限りがあり、 外部助成等を持たない方を優先する場合があります。 支援を希望する方はお早めにお手続きください。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【問い合わせ先】
「ハイブリッド霊長類言語学」 領域事務局
primaling2026(at)gmail.com

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>植物ホルモン「ジャスモン酸」の新たな不活性化経路を発見 ―防御応答を終わらせる代謝の仕組みに関する長年の定説を更新―</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-06-01T14:00:00+09:00</updated>
	<summary>【発表のポイント】


	障害を受けた植物の防御応答を制御する植物ホルモン ジャスモン酸類（注1）の新たな不活性化経路を発見しました。
	傷害後、主要なジャスモン酸類代謝産物として11-ヒドロキシジャスモン酸（以下、11-OH-JA）（注2）が蓄積することでジャスモン酸類が不活性化されることを新たに発見しました。
	植物の成長と防御の両立を支える技術開発への手がかりになります。


&amp;nbsp;

【概要】


&amp;nbsp; &amp;nbsp;植物は、傷害を受けると植物ホルモン ジャスモン酸類を作り、防御応答を開始します。ジャスモン酸類の生体内濃度は、代謝による不活性化で厳密に制御されており、その分子機構は、植物の防御応答の開始と終了のタイミングを適切に制御する上で重要です。これまでは、ジャスモン酸類の不活化による防御応答の終了には12-ヒドロキシジャスモン酸（以下、12-OH-JA）（注3）による不活性化が関与していると考えられていました。
&amp;nbsp; &amp;nbsp;東北大学大学院理学研究科 上田実教授、松本幸太郎大学院生の研究グループは、北海道大学大学院農学研究院 松浦英幸教授らとの共同研究で、シロイヌナズナにおける主要な不活性化産物は、12-OH-JAではなく11-OH-JAであることを発見しました（図1）。
&amp;nbsp; &amp;nbsp;本成果は、長年信じられてきたジャスモン酸代謝の理解を更新するものです。本研究成果は、5月21日（英国標準時）に科学誌、Nature Communicationsのオンライン版に掲載されました。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



図1. 本研究の概略図
&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【用語説明】
注1. ジャスモン酸類：植物ホルモンの一群で、傷害、昆虫食害、病原菌感染などに対する防御応答を制御します。代表的な活性型はジャスモン酸イソロイシン（JA-Ile）です。
注2. 11-ヒドロキシジャスモン酸（11-OH-JA）：ジャスモン酸の11位が水酸化された代謝産物です。本研究により、傷害を受けたシロイヌナズナで主要に蓄積する不活性化産物であることを明らかにしました。
注3. 12-ヒドロキシジャスモン酸（12-OH-JA）：ジャスモン酸類の代謝産物の一つです。従来、ジャスモン酸の主要な不活性化産物と考えられてきましたが、本研究により、11-OH-JAとは異なる経路で生成することが示されました。


&amp;nbsp;

【論文情報】
タイトル：(3R,7S)-11-hydroxy-jasmonic acid is a major oxidative shunt product of jasmonic acid catabolism in Arabidopsis thaliana
著者：Kotaro Matsumoto, Maria Mitsui, Takuya Kaji, Naoki Kitaoka, Ruiqi Gao, Taketomo Otaki, Yuho Nishizato, Hideyuki Matsuura, Minoru Ueda*
*責任著者：東北大学大学院理学研究科 教授 上田 実（うえだ みのる）
掲載誌：Nature Communications
DOI：10.1038/s41467-026-73528-9
URL：https://www.nature.com/articles/s41467-026-73528-9

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学 大学院理学研究科

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【問い合わせ先】
（研究に関すること）

東北大学大学院 理学研究科化学専攻
生命科学研究科 兼担
教授　上田　実（うえだ　みのる）
TEL：022-795-6553
Email：minoru.ueda.d2(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;


（報道に関すること）
東北大学 大学院生命科学研究科 広報室
高橋さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp


</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>自然免疫の炎症シグナルの終息を制御する 新たな脂質–タンパク質相互作用を発見 ～STINGシグナルに着目した治療戦略に道～</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-05-28T10:00:00+09:00</updated>
	<summary>【発表のポイント】


	&amp;nbsp;自然免疫の中心分子である膜貫通型タンパク質STING（注1）は、DNAウイルス感染時に炎症反応を誘導します。STING 炎症は STING がリソソーム（注 2）により内包化されて終息します。
	リソソーム膜に存在するリン脂質 PI(3,5)P2（注 3）が、膜をくびれさせて分断すること（くびり切り）を担う ESCRT 複合体（ 注 4） の構成因子CHMP4B をリソソーム膜に呼び込むことで、STING のリソソーム内包化を制御することを明らかにしました。
	本研究成果は、炎症性疾患や神経変性疾患の病態理解に寄与するとともに、STING によるシグナルを持続させることでがん免疫療法の有効性を高めるという新しい治療戦略への貢献が期待できます。


【概要】


&amp;nbsp; &amp;nbsp; 自然免疫はウイルスなどの異物を認識して炎症反応を引き起こす生体防御機構です。その中心的な経路の一つが STING 経路であり、DNA ウイルス感染やがん細胞からの DNA漏出を感知して炎症反応を誘導します。一方で、この経路の過剰な活性化は自己炎症性疾患や神経変性疾患などの原因となるため、STING 炎症シグナルを適切に終息させる仕組みが重要です。

&amp;nbsp; &amp;nbsp; 今回、東北大学大学院生命科学研究科の東海林紬 大学院生、朽津芳彦 助教、田口友彦 教授の研究グループは、東京科学大学、慶應義塾大学、京都大学、旭川医科大学、鹿児島大学との共同研究で、リソソーム膜に存在する脂質PI(3,5)P2 が ESCRT 複合体の構成因子 CHMP4B をリソソーム膜へ呼び込みSTINGのリソソーム内包化を制御すること、およびこのプロセスにより STING炎症が終息していることを明らかにしました。本研究は、リソソーム脂質とタンパク質の相互作用が自然免疫シグナルの終息を制御することを示したものであり、STING によるシグナルを標的とした新しい治療法開発への応用が期待されます。
&amp;nbsp; &amp;nbsp; 本研究成果は、2026 年 5 月 27 日に科学誌 Nature Communications に掲載されました。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



図1. 本研究の概要
通常時（上段）、STING小胞クラスターはリソソーム膜に局在するPI(3,5)P2とCHMP4Bの相互作用を介してリソソーム内腔に取り込まれます。

このプロセスによりSTING炎症シグナルは終息します。一方でPikfyveを阻害した場合（下段）には、STING小胞クラスターがリソソームに取り込まれずに細胞質ゾルに蓄積し、炎症が持続してしまいます。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【用語説明】
注1.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;STING
Stimulator of interferon genesの略。小胞体に局在する膜貫通型タンパク質で、細胞質ゾルDNAの出現に反応してゴルジ体へ移動し、自然免疫・炎症応答を活性化する。炎症応答活性化後、STINGは膜小胞の集合体（STING小胞クラスター）と形をかえ、最終的にリソソーム内腔に取り込まれて、その炎症応答が終息する。2014年にSTINGの変異に起因する常染色体顕性の遺伝性自己炎症性疾患SAVI（STING-associated vasculopathy with onset in infancy）が同定され、種々の炎症性疾患の原因となることが判明し、近年大きな注目を集めている。

&amp;nbsp;


注2.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;リソソーム
真核細胞に存在する細胞小器官の一つ。リソソームは膜に包まれた構造体で、内部（内腔）に加水分解酵素を豊富に含む。細胞外から取り込まれた物質や細胞内の不要となった成分を分解する場として機能し、細胞内における物質の分解と再利用を担うオルガネラとして知られている。

&amp;nbsp;


注3.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;PI(3,5)P2
イノシトール環を極性頭部に持つリン脂質。PI(3,5)P2（phosphatidylinositol 3,5-bisphosphate）は、イノシトール環の3位と5位にリン酸基を有する。

&amp;nbsp;


注4.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ESCRT複合体
Endosomal Sorting Complex Required for Transportの略。真核生物において高度に保存されたタンパク質複合体群であり、膜をくびれさせて分断（くびり切り）する機能を持つ膜リモデリングを担う。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【論文情報】
タイトル：A PI(3,5)P2/CHMP4B axis on lysosomes is essential for microautophagic degradation of STING
著者：Tsumugi Shoji, Ayumi Shinojima, Takuma Kishimoto, Kanako Sato, Nana Ikegami, Eisuke Yumoto, Ruri Shindo, Yasunori Uchida, Satoshi Kusumi, Daisuke Koga, Eiji Yamamoto, Yoshinori Hirano, Ryo Ogino, Hirofumi Shibata, Kazushi Izawa, Takahiro Yasumi, Ryota Sato, Jun Nakayama, Shigeki Higashiyama, Junya Hasegawa, Hiroaki Kajiho, Takehiko Sasaki, Yoshihiko Kuchitsu*, Tomohiko Taguchi*
*責任著者：
東北大学大学院生命科学研究科　助教　朽津芳彦
東北大学大学院生命科学研究科　教授　田口友彦
掲載誌：Nature Communications
DOI：10.1038/s41467-026-72828-4
URL：https://doi.org/10.1038/s41467-026-72828-4

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学 大学院理学研究科

国立研究開発法人科学技術振興機構 JST

慶応義塾大学

京都大学

鹿児島大学

&amp;nbsp;



【問い合わせ先】
（研究に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科
教授　田口友彦
TEL: 022-795-6676
Email: tomohiko.taguchi.b8(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;


（報道に関すること）
東北大学 大学院生命科学研究科 広報室
高橋さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;



&amp;nbsp;
</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>植物の受精卵は力学を活用して成長する 〜成長と力学のフィードバックによって植物の上下ができる〜</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-05-26T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>
【発表のポイント】&amp;nbsp;


	植物の受精卵の先端をバンド状に取り囲む微小管が力学的な「枠」となり、受精卵が横方向に成長するのを阻止していることを明らかにしました。&amp;nbsp;
	受精卵が縦方向に成長するとその部分の表面張力が高まり、そこに微小管が集まることで新しい微小管バンドが作られました。&amp;nbsp;
	この微小管バンドと細胞成長の力学的なフィードバックによって受精卵は縦に伸び続け、植物の上下軸が作られます。&amp;nbsp;


&amp;nbsp;

【概要】&amp;nbsp;

　多くの植物では、まず受精卵が上下非対称に細胞分裂することで、将来の花と根を結ぶ体軸（上下軸）が作られます。しかし、受精卵がどうやって上下を作るのかはほとんど分かっていませんでした。

　東北大学の植田美那子教授と北海道大学の津川暁准教授の共同研究グループは、モデル植物のシロイヌナズナにおいて、受精卵が成長する様子をライブイメージングし、その変化を正確に再現したシミュレーションモデルを作りました。その結果、受精卵が上方向（縦）に成長すると細胞表面の張力が増加し、そこに微小管がバンド状に集まって細胞を締め付ける「枠」となることで、受精卵の横への成長が阻まれて縦への成長が続く、という相互に影響し合うフィードバック制御を発見しました。&amp;nbsp;
　この研究によって、受精卵が力学的な仕組みを活用することで自動的に成長を続けるという、精緻な戦略が明らかになりました。この発見により、植物のかたち作りの理解が進むと期待されます。&amp;nbsp;
　本研究成果は科学誌Nature Communicationsに2026年5月22日付でEarly Access 版として掲載されました。

&amp;nbsp;



&amp;nbsp;

図1. （A）本研究で行った解析の流れ。（B）本研究で見出した細胞成長と微小管による力学フィードバックの模式図。
&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【論文情報】&amp;nbsp;
タイトル：Temporal changes in surface tension guide microtubule organization and accurate asymmetric division of Arabidopsis zygotes&amp;nbsp;
著者：Zichen Kang&amp;dagger;, Sakumi Nakagawa&amp;dagger;, Hikari Matsumoto, Yukitaka Ishimoto, Tomonobu Nonoyama, Yuga Hanaki, Satoru Tsugawa* and Minako Ueda*&amp;nbsp;

*共同責任著者：&amp;nbsp;
北海道大学大学院工学研究院機械・宇宙航空工学部門 准教授 津川暁&amp;nbsp;
東北大学大学院生命科学研究科 教授 植田美那子&amp;nbsp;
&amp;dagger;共同筆頭著者：&amp;nbsp;
北海道大学大学院工学研究院機械・宇宙航空工学部門 博士研究員 康子辰&amp;nbsp;
東北大学大学院生命科学研究科 大学院生 中川朔未&amp;nbsp;
掲載誌：Nature Communications&amp;nbsp;
DOI：10.1038/s41467-026-72280-4&amp;nbsp;
URL：https://www.nature.com/articles/s41467-026-72280-4 &amp;nbsp;

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学 大学院理学研究科

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【問い合わせ先】&amp;nbsp;
（研究に関すること）&amp;nbsp;
東北大学大学院生命科学研究科&amp;nbsp;
教授 植田美那子&amp;nbsp;
TEL: 022-795-6713&amp;nbsp;
Email: minako.ueda.e7(at)tohoku.ac.jp&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

（報道に関すること）&amp;nbsp;
東北大学大学院生命科学研究科広報室&amp;nbsp;
高橋さやか&amp;nbsp;
TEL: 022-217-6193&amp;nbsp;
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp



&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>北米原産「頭が反り返った」ミジンコを日本初確認 ―プランクトンでも外来生物の広がりを示唆 ―</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-05-20T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>
【発表のポイント】


	2025年に実施された河川水辺の国勢調査（ダム湖版）により、北米原産の淡水性動物プランクトン、ミジンコ属の一種 Daphnia retrocurva が、愛知県の新豊根ダム（みどり湖）に分布していることが発見されました。
	本種の確認は、原産地である北米以外からの初めての記録で、近年人間活動に伴って北米から日本に持ち込まれた可能性が示されました。
	本発見は、継続的な水辺の生物調査が、目に見えにくい外来動物プランクトンの早期発見や生物多様性の把握に有効であることを示しました。


【概要】


&amp;nbsp; &amp;nbsp; 湖やダム湖にすむミジンコ類（注１）は、植物プランクトンを食べ、魚類などに食べられることで、淡水生態系の食物網を支える重要な動物プランクトン（注２）です。近年は人間活動に伴って水域間のつながりが強まり、動物プランクトンが本来の分布域を越えて移動する事例が世界各地で報告されています。

&amp;nbsp; &amp;nbsp; 東北大学大学院生命科学研究科の牧野渡助教、占部城太郎名誉教授らは、2025 年に国土交通省が実施した「河川水辺の国勢調査（ダム湖版）」での動物プランクトン試料を解析したところ、愛知県豊根村に位置し、国が管理する（直轄）新豊根ダム（みどり湖）に、日本にはみられないユニークな形態を持つ北米原産の Daphnia retrocurva（図１） が生息していることを確認しました。本種はこれまで北米大陸北部からのみ知られており、北米以外からの初記録となります。
&amp;nbsp; &amp;nbsp; また、新豊根ダム湖から得られた個体群を対象に、ミトコンドリア DNA（注３）の塩基配列を解析したところ、北米産個体群とほとんど違いがなく、日本の個体群は、比較的最近何らかの人間活動に伴って北米から持ち込まれた外来個体群である可能性が高いと考えられます。

本成果は、河川・ダム湖などで継続的に行われている水辺の生物調査が、目に見えにくい微小な外来生物の発見や、淡水生態系の変化を迅速に把握する監視機能として役立つことを示しています。
&amp;nbsp; &amp;nbsp; 本研究成果は、2026 年 4 月 28 日に国際誌 Check List に掲載されました。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



図1. 愛知県新豊根ダムで発見されたDaphnia retrocurva. &amp;nbsp;A）成熟個体、B, C）幼若個体、 D）後腹部突起、E）尾爪にある櫛列（赤矢印）。第二触覚の遊泳剛毛（写真Aの赤矢印）や、後腹部突起、尾爪の櫛列などの形態は、Daphnia 属の種判別に重要な形質であり、いずれもDaphnia retrocurvaの特徴を示している。
&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【用語説明】
注1.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ミジンコ属 Daphnia：湖沼や池、ダム湖などにすむ小型の甲殻類です。植物プランクトンを食べ、魚類などの餌にもなるため、淡水生態系の食物網で重要な役割を果たします。
注2.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;動物プランクトン：水中を漂って生活する小型動物の総称です。ミジンコ類、カイアシ類、ワムシ類などが含まれます。湖沼では、植物プランクトンと魚類などをつなぐ重要な存在です。
注3.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ミトコンドリアDNA：細胞内の小器官であるミトコンドリアに含まれるDNAです。種の識別や個体群の由来推定に広く用いられます。本研究ではCOI、12S rDNA、ND2という3つの領域を解析しました。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【論文情報】
タイトル：First record of Daphnia retrocurva Forbes, 1882 (Crustacea, Cladocera, Daphniidae) outside its native North America (Shin Toyone Reservoir, Japan)
著者：Wataru Makino*, Jotaro Urabe
*責任著者：牧野渡　生命科学研究科流域生態分野　助教
掲載誌：Check List: the Journal of Biodiversity Data
DOI：https://doi.org/10.15560/22.2.402

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学 大学院理学研究科

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【問い合わせ先】
（研究に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科
助教　牧野　渡（まきの わたる）
Email: wataru.makino.e8(at)tohoku.ac.jp&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

（報道に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科広報室
高橋さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;



&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています
</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>プラズマによる窒素固定で月面農業を実現へ ―宇宙での食料自給と植物の健全成長を両立―</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-05-14T14:00:00+09:00</updated>
	<summary>
【発表のポイント】


	プラズマ技術を用いて空気中の窒素・酸素から反応性物質を生成し、月面農業に利用可能な窒素固定（注１）技術を提案しました。
	窒素化合物の一つである五酸化二窒素（N2O5）（注２）を利用することで、月レゴリス（注３）模擬土壌（注４）においてイネの生育が大きく向上することを実証しました。
	N2O5 は窒素肥料としての役割に加え、植物免疫力（注５）の活性化や徒長（注６）の抑制にも寄与し、閉鎖環境での食料生産技術として有望であることを示しました。



【概要】

　NASA 主導のアルテミス計画や JAXA による月面拠点構想の進展により、月面での長期有人活動を支える食料生産技術の開発が重要な課題となっています。特に、月面土壌（レゴリス）には有機物や窒素肥料がほとんど含まれていないため、現地資源を活用した持続可能な農業技術が求められています。

　東北大学大学院工学研究科/スペースクロステック研究センター（SXT）の金子俊郎教授、佐々木渉太准教授、大学院生命科学研究科/SXT の東谷篤志教授らの研究グループは、プラズマ技術を用いて空気から窒素化合物を生成し、特に五酸化二窒素（N2O5）を高効率に合成する技術を開発してきました。また、JAXA 宇宙探査イノベーションハブ大熊隼人主任研究開発員とともに本技術の月面農場への適用可能性についての議論を踏まえ、この N2O5 を水に溶かした N2O5 溶解水を月レゴリス模擬土壌に適用し、イネの生育への影響を評価しました。その結果、N2O5 溶解水は窒素肥料の供給源となるとともに、アルカリ性のレゴリスを中和し、カルシウムやマグネシウムなどの必須ミネラルの溶出を促進すること、有害なアルミニウムイオンの溶出を抑制することが明らかとなりました。また、植物の窒素取り込み関連遺伝子の発現が増加し、生育が大きく向上することが確認されました。さらに、N2O5 ガスの噴霧により、植物の免疫応答や成長制御に関わる遺伝子発現も変化することが示されました。

　本成果は、月面における持続可能な食料生産の実現に向けた重要な基盤技術となるものです。

　本成果は科学誌 npj Microgravity に 2026 年 5 月 2 日付けで Early Access 版として掲載されました。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



図 1. N2O5溶解水および N2O5ガスがイネの成長に与える影響 A：月レゴリス模擬土壌で育てたイネの様子。N2O5 溶解水を与えた場合、水のみの場合に比べて生育が良好になる。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【用語説明】
注1. 窒素固定：空気中の窒素ガス（N2）を、植物が利用できる形（硝酸態窒素やアンモニア態窒素など）に変換するプロセス。地球上では微生物がこの役割を担っているが、月にはそのような微生物がほとんどいないため、人工的な窒素固定技術が不可欠である。

&amp;nbsp;

注2. 五酸化二窒素（N2O5）：低温プラズマを使って空気から生成した窒素化合物。酸素・窒素原子のみから構成される分子であり、無水硝酸とも呼ばれる。水に溶かすと植物の窒素肥料となる硝酸イオンに効率よく変化する。

&amp;nbsp;

注3. 月レゴリス：月の表面を覆う砂状の物質。岩石が砕けてできたもので、地球の土壌とは異なり有機物や窒素肥料成分がほとんど含まれていない。

&amp;nbsp;

注4. 月レゴリス模擬土壌：月レゴリスに近い成分や性質を持つように人工的に作られた土壌模擬物質。月面環境を模した研究や実験に用いられる。

&amp;nbsp;

注5. 植物免疫力：植物が病原菌や害虫などから身を守るための抵抗力。特定の遺伝子を活性化させることで、この防御システムを強化することができる。

&amp;nbsp;

注6. 徒長：植物の茎や葉が光を求めて過剰に伸びる現象。月面や宇宙の低重力環境では、重力の影響が小さいため徒長が起こりやすく、作物の収穫量や品質に影響を及ぼす可能性がある。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;


【論文情報】
タイトル：Plasma nitrogen fixation for future lunar agriculture
著者：Toshiro Kaneko*, Shota Sasaki, Daiki Suzuki, Hayato Ohkuma, Atsushi Higashitani*
*責任著者：東北大学 大学院工学研究科 教授 金子 俊郎
同 大学院生命科学研究科 教授 東谷 篤志

（ともに、同 グリーン未来創造機構 スペースクロステック研究センター 兼務）
掲載誌：npj Microgravity
DOI：10.1038/s41526-026-00602-3
URL：https://www.nature.com/articles/s41526-026-00602-3

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学大学院工学研究科

東北大学大学院理学研究科

東北大学スペースクロステック研究センター

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【問い合わせ先】
（研究に関すること）
東北大学 大学院工学研究科
同 グリーン未来創造機構 スペースクロステック研究センター
教授 金子 俊郎
Email: kaneko(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;


東北大学 大学院生命科学研究科
同 グリーン未来創造機構 スペースクロステック研究センター
教授 東谷 篤志
Email: atsushi.higashitani.e7(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;


（報道に関すること）
東北大学 大学院工学研究科 情報広報室
担当 沼澤 みどり
TEL: 022-795-5898
Email: eng-pr(at)grp.tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>脳が報酬の「強さ」を見分ける仕組みを解明 ― 神経細胞のアクセルとブレーキのフィードバックが 報酬強度を調節する―</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-05-14T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>
【発表のポイント】


	ショウジョウバエ脳の報酬シグナルであるドーパミン神経が糖報酬の微妙な強弱を認識するメカニズムを解明しました。
	2種類のドーパミン受容体が、弱めの報酬にはドーパミン放出を高め、強めの報酬に対しては過剰反応を抑えることを発見しました。
	2 種の受容体はドーパミン神経自身に作用するオートレセプター（注 1）として働き、報酬信号を出力段階で調節することを実証しました。
	砂糖とアルコールの双方で同じ仕組みが働くことを示し、動物の価値判断や意思決定を支える基本原理である可能性を示しました。



&amp;nbsp;

【概要】

　私達の中にボーナスやお勤め品に敏感な人がいるように、動物も報酬があるかないかだけでなく、その強さの違いも見分けながら行動を選んでいます。しかし、脳が報酬の強弱をどのように計算し、比較しているのかは、これまで十分に分かっていませんでした。

　東北大学大学院生命科学研究科の谷本拓教授らの研究グループは、ショウジョウバエの脳をモデルとして、報酬を伝えるドーパミン神経に存在する 2 種類のドーパミン受容体（Dop1R1 と Dop2R）が、報酬の強さに応じて逆向きに働くことを明らかにしました。Dop1R1 は低濃度の砂糖に対する神経応答を高めて弱い報酬への働きを引き上げる一方、Dop2R は高濃度の砂糖に対する応答を抑えて過剰な応答を防ぎ、報酬強度の幅を広げることが分かりました。さらに、これらの受容体はドーパミン神経自身が放出したドーパミンを受け取るオートレセプターとして働き、報酬信号の出力をシナプス前で調節していることも明らかになりました。また、この仕組みは砂糖だけでなくアルコール報酬にも共通して働きます。

　本研究は、脳が報酬強度を読み分ける際に、同じ細胞の中でアクセルとブレーキに相当する調節を使い分けていることを示す成果です。動物が期待される価値を比較し、より適切な選択を行う仕組みの理解につながることが期待されます。

　本研究成果は 2026 年 5 月 4 日に生物学分野の専門誌 Current Biology に掲載されました。

&amp;nbsp;



&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

図1. 脳が報酬の強さを見分ける仕組み
ショウジョウバエの報酬神経では、Dop1R1 が弱い報酬への感度を高め、Dop2R が強い報酬への過剰な応答を抑える。2 つの受容体の働き分けによって、脳は報酬の強さを読み分けていると考えられる。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【用語説明】

注1. オートレセプター：神経細胞が自ら放出した神経伝達物質を、自分自 身で受け取って活動を調節する受容体。

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【論文情報】
タイトル：Presynaptic computation of reward intensities through the dual autoreceptor system
著者：西塔心路、平松駿、渡辺碧、呉宏揚、市之瀬敏晴、山方恒宏、谷本拓
*責任著者：東北大学大学院生命科学研究科、教授、谷本拓
掲載誌：Current Biology
DOI：10.1016/j.cub.2026.03.077
URL：https://doi.org/10.1016/j.cub.2026.03.077

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学大学院理学研究科

東北大学 学際科学フロンティア研究所

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【問い合わせ先】
（研究に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科
教授 谷本拓
TEL: 022-217-6223
Email: hiromut(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;


（報道に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科広報室
高橋さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>赤色ダイズができる仕組みを解明！ ― 2つの遺伝子の機能が失われることで赤色になる ― </title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-05-13T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>【概要】

福島大学食農学類附属発酵醸造研究所の菅波眞央特任講師と東北大学大学院生命科学研究科の渡辺正夫教授、大学院農学研究科の小島創一助教らの研究グループは、ダイズの多様な色の違いがどのようにして生まれるのか、その仕組みを明らかにしました。
ダイズには、一般的な種子が黄色の品種の他に、黒色、茶色、緑色、赤色など様々な色を持つ品種が存在します。本研究では、多数のダイズ品種のゲノム情報を解析することで、ダイズ種皮の色を決める重要な4遺伝子を特定し、この組み合わせにより、色素の種類が変化し、多様な色が生まれることを明らかにしました。特に、赤色ダイズはこれまで原因物質が明らかになっていませんでしたが、赤色の原因色素が「ペラルゴニジン-3-グルコシド」というアントシアニンであることを特定し、さらに2つの遺伝子の機能が失われたことが原因であることを世界で初めて明らかにしました。本成果は、特徴的な色を持つ品種の開発やダイズの外観品質の安定化につながることが期待されます。
本研究は、日本学術振興会科学研究費助成事業、ならびに福島国際研究教育機構(F-REI)委託事業の助成（土壌低分子有機物の植物栄養学的影響の解明(代表：菅波眞央)）を受けたものです。

&amp;nbsp;

【発表のポイント】


	ダイズは品種によって様々な色のバリエーションが存在しており、これは蓄積する「フラボノイド」の種類の違いに起因します。
	ダイズ333品種のゲノム情報を解析し、フラボノイド合成に関わる4つの遺伝子の組み合わせによって「アントシアニン」「プロアントシアニジン」の蓄積の有無が変化していました。
	赤色ダイズでは、2つの遺伝子(W1, T)の機能が失われることで「ペラルゴニジン-3-グルコシド」というアントシアニンが蓄積しており、品種改良の過程において、外観の良い種子を安定的に生産するのに効果的な遺伝子の組み合わせが選ばれていた。
	ダイズの色素合成メカニズムが明らかになったことで、特徴的な色を持つ品種の開発やダイズの外観品質の安定化につながることが期待されます。
	&amp;nbsp;


【論文情報】

&amp;nbsp;

タイトル：Combination of color-related genes regulates pigment composition and establishes diverse coloration in soybean
・著者：菅波眞央1,*,#，小島創一2,*，鎌倉雅都3，白石愛花3，別府和則3，吉田英樹1，二瓶直登1,4，高橋秀和1,4, 和氣駿之5，中山亨5, 林真妃6，増子（鈴木） 潤美6，佐藤萌2，吉田久美7, 升本早枝子1,4，松田幹1, 4，渡辺正夫6,#，松岡信1,#
・著者の所属：
1 福島大学食農学類附属発酵醸造研究所，2 東北大学大学院農学研究科，3愛媛県立西条農業高校，4 福島大学食農学類，5 東北大学大学院工学研究科，6 東北大学大学院生命科学研究科，7 愛知淑徳大学食農創造科学科&amp;nbsp;
* &amp;nbsp;共筆頭著者
# &amp;nbsp;責任著者　
掲載誌：Plant Physiology and Biochemistry
DOI URL：https://doi.org/10.1016/j.plaphy.2026.111251 (オープンアクセス)

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学大学院農学研究科

東北大学大学院理学研究科

東北大学大学院工学研究科

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



【問い合わせ先】
（研究に関すること）

東北大学大学院生命科学研究科　教授　渡辺正夫
電話：022-217-5681
メール：masao.watanabe.b1(at)tohoku.ac.jp

&amp;nbsp;


（報道に関すること）
東北大学大学院生命科学研究科広報室
高橋さやか
TEL: 022-217-6193
Email: lifsci-pr(at)grp.tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています

</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>経塚淳子教授が令和８年度科学技術分野　文部科学大臣表彰　科学技術賞を受賞しました</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-04-08T17:00:00+09:00</updated>
	<summary>生命科学研究科の経塚淳子 教授（国際卓越）が令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰　科学技術賞を受賞しました。

&amp;nbsp;

業績名：植物ホルモンによる植物成長制御の研究

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

関連リンク

文部科学省ウェブサイト

東北大学

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;
</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>「盗んだタンパク質」で光る魚、全ゲノム解読に成功－消化されないタンパク質の謎解明へ－</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-04-02T11:00:00+09:00</updated>
	<summary>【発表のポイント】


	発光魚キンメモドキの高品質な全ゲノムを、最新のロングリードシーケンス技術（注１）を用いて世界で初めて解読しました。
	全ゲノム解析の結果、発光に不可欠な酵素「ルシフェラーゼ（注２）」の遺伝子が存在しないことが明らかになりました。すなわち、餌から取込んだタンパク質をそのまま利用する「盗タンパク質 （kleptoprotein）（注３）」という特異な現象が、 ゲノムレベルで初めて実証されました。


&amp;nbsp;

【概要】

&amp;nbsp;

生物の持つ様々な機能は、通常、自身のゲノムに書き込まれた遺伝子によって制御されています。研究チームは、発光魚の一種であるキンメモドキが、餌であるウミホタル類から発光酵素「ルシフェラーゼ」を取り込み、自らの発光に利用しているという「盗タンパク質現象」を以前に発見していました。しかし、本種のゲノムに発光酵素の遺伝子が本当に存在しないのかは不明でした。
　今回、東北大学学際科学フロンティア研究所（大学院生命科学研究科兼担）の別所-上原学助教らの研究チームは、最新のロングリードシーケンス技術を用いてキンメモドキのゲノムを解読しました。全ゲノム情報を徹底的に解析した結果、キンメモドキのゲノムの中に、ウミホタル類のルシフェラーゼ遺伝子がないことが明らかとなりました。
　この結果は、キンメモドキが「盗タンパク質」という極めて珍しい戦略をとっていることを決定づけるものです。本成果は、生物が遺伝情報の書き換えを伴わずに新しい機能を獲得するという、進化の多様性を示す重要な発見です。
　今後、本ゲノム情報を基盤として、タンパク質の機能を保ったまま消化せずに経口で取込むというメカニズムの解明が進むと期待されます。この成果は将来的に、経口バイオ医薬など医療分野への応用も見据えられています。
本成果は、2026年4月1日に科学誌Scientific Reportsにされました。

&amp;nbsp;



図. 発光の様子。薄暗い環境で水槽の下から見上げると、腹側が青色に発光する様子が観察できる。この発光に使われる酵素や化学分子は、キンメモドキ自身は作ること（生合成）ができず、エサであるウミホタルの一種（Cypridina noctiluca）から摂食により取り込んでいることが明らかとなった。写真: 国営沖縄記念公園（海洋博公園）：沖縄美ら海水族館。

&amp;nbsp;

【用語説明】
注1.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ロングリードシーケンス技術
DNAの塩基配列を一度に長く、正確に読み取る最先端の解析手法。本研究ではPacBio HiFiリードを用い、精度の高いゲノム構築を実現した。


注2.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;ルシフェラーゼ
生物が光を放つ化学反応を引き起こす「発光酵素」。


注3.&amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;盗タンパク質（kleptoprotein）
獲物から機能を持ったタンパク質を取り込み、消化せずにそのまま自分の機能として利用する生物学的な現象。現在、キンメモドキでのみ確認されている。
&amp;nbsp;

【論文情報】
タイトル：Absence of the luciferase gene in the genome of the kleptoprotein bioluminescent fish Parapriacanthus ransonneti
著者：別所-上原学*、山口勝司、小枝圭太、松崎章平、前田太郎、重信秀治
*責任著者：東北大学学際科学フロンティア研究所　（兼　大学院生命科学研究科）助教　別所-上原学
掲載誌：Scientific Reports
DOI：10.1038/s41598-026-43942-6

URL：https://doi.org/10.1038/s41598-026-43942-6

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

詳細（プレスリリース本文）

&amp;nbsp;

関連リンク

東北大学

東北大学学際科学フロンティア研究所

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

&amp;nbsp;

【問い合わせ先】

（研究に関すること）
東北大学 学際科学フロンティア研究所
助教　別所-上原 学（べっしょ-うえはら まなぶ）
TEL: 022-795-5581
Email: manabu.bessho.a3(at)tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;

（報道に関すること）
東北大学 学際科学フロンティア研究所
企画部　特任准教授　波田野 悠夏（はたの ゆか）
TEL: 022-795-5754
Email: yuka.hatano.c4(at)tohoku.ac.jp
&amp;nbsp;

&amp;nbsp;



東北大学は持続可能な開発目標（SDGs）を支援しています
</summary>
	<id>https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/</id>
</entry>	<entry>
	<title>東北大学大学院 生命科学研究科 生命科学セミナー　動物と藻類のハイブリッド生物・プラニマル創製への挑戦</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/" />
	<updated>2026-04-02T10:00:00+09:00</updated>
	<summary>東北大学大学院 生命科学研究科 生命科学セミナー

動物と藻類のハイブリッド生物・プラニマル創製への挑戦

&amp;nbsp;

■ 講師
松永幸大 教授（東京大学・大学院新領域創成科学研究科）

&amp;nbsp;

■ 日時
2026年4月17日（金）13:00〜14:00

&amp;nbsp;

■ 会場
自然共生実験棟 1F セミナー室
（生命科学プロジェクト総合研究棟の隣：片平キャンパス D06）

地図：https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/katahira/aread.html

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■ 詳細
https://bit.ly/4tc27BG

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■ 講演要旨
光合成細菌や藻類を餌として食べて消化していた動物細胞があるとき、それらの餌を細胞内に維持して共生することによって藻類が誕生した。しかし、そのメカニズムは不明なままである。

そのメカニズムを知るために、藻類を動物細胞と融合したり、動物細胞や魚類受精卵に葉緑体や藻類を導入した植物（plant）と動物（animal）のハイブリッド生物（planimal）の研究をしている。

今回、細胞融合を介して藻類の全ゲノムを哺乳類細胞に丸ごと移植することに成功した。構築された動植物ハイブリッドゲノムのゲノム三次元構造やエピジェネティック修飾を解析することで、ゲノム水平伝播の初期プロセスが明らかになってきた。

また、光合成の反応の場となる葉緑体や藻類を動物細胞内に導入することで、動物細胞内環境における光合成起動の可能性を検討している。

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問い合わせ先

分子行動分野　竹内秀明
TEL：022-217-6218&amp;nbsp;
E-mail Address：hideaki.takeuchi.a8(at)tohoku.ac.jp (at)=@
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