どのように受精卵から動物個体が出来るのか?
細胞は分裂・変形・移動を繰り返しながら動物個体の複雑なかたちを作り上げていきます。こうしたダイナミックな細胞の変形はどのような分子メカニズムで制御されているのでしょうか?
当研究分野ではこの疑問に答えるべく、細胞数が約千個と少なく、ゲノム情報が蓄積されている線虫C.elegansを用いて研究を進めている。高度な顕微鏡観察技術やCRISPR/Cas9等の遺伝子機能改変技術を駆使することで、細胞分裂・細胞極性形成・形態形成などの個体発生の基盤となる現象の解析を進めています。