4月22日のアースデイに、持続可能性科学に携わる優れた科学者を表彰する「フロンティアズ プラネット賞」が発表され、OISTの生物多様性複雑性ユニットを率いるエヴァン・エコノモ教授が、同ユニットの研究成果に対し、日本を代表するナショナル・チャンピオンに選ばれました。

 

 

今回、エコノモ教授は、2022年に学術誌Science Advancesに掲載されたKASS准教授が共同筆頭著者である論文によってナショナル・チャンピオンに選ばれました。同論文は、その生態系における重要な役割りから「世界を動かす小さな生き物」と呼ばれる無脊椎動物群に関して、初めて世界的に高解像度のマッピングを行ったものです。この研究は、無脊椎動物の生物多様性を世界的な保全計画に役立てること、そしてさらなる発見への道しるべとなります。

 

 

KASS准教授は、エコノモ教授の受賞の研究について「無脊椎動物のような、研究がまだ十分にされていないグループの生物多様性のパターンを推定するのは難しく、多くの研究者を巻き込みました。本結果は、新種の発見に役立つばかりか、生態系と人間のウェルビイングにとって重要な生命の木の枝を含む保全のための地域の優先順位をよりよく決めるのに役立つでしょう」とコメントをOISTに寄稿されました。

 

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