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国際宇宙ステーションの「きぼう」で実施される植物の宇宙実験:5月14日にスペースシャトルで打ち上げ

国際宇宙ステーションの「きぼう」で実施される植物の宇宙実験:5月14日にスペースシャトルで打ち上げ

2010.05.01 11:36

所属: 生態システム生命科学専攻 宇宙環境適応生態分野
名前: 高橋 秀幸
URL: http://www.ige.tohoku.ac.jp/tekio/index.htm

高橋秀幸教授のグループは、国際宇宙ステーションの「きぼう」で宇宙実験を行うために、ケネディ宇宙センターにて、5月14日午後14時20分(米国東部時間)に打ち上げられるスペースシャトル「Atlantis」(STS-132ミッション)に実験供試体を搭載しました。この実験では、キュウリを用いて植物の根の水分屈性を研究します。

水分屈性は、植物の根が水分勾配に応答して水分含量の多い方向へ伸びる現象で、陸上植物が進化させた水分獲得様式です。しかし、根は、地球上では重力にも応答し、重力屈性を発現します。そこで、宇宙の微小重力下で根の水分屈性と重力屈性を分離することにより、1) 水分屈性に対して重力屈性が干渉すること、2) 水分屈性発現時にオーキシン誘導性遺伝子の偏差的発現が起こること、3) 微小重力下において水分屈性により根の伸長方向の制御が可能であることを検証します。詳しくはNASAおよびJAXAのウェブサイトでみられます。

http://mediaarchive.ksc.nasa.gov/detail.cfm?mediaid=47106

http://www.nasa.gov/mission_pages/station/science/experiments/HydroTropi.html

http://kibo.jaxa.jp/experiment/field/scientific/