超回路脳機能分野の研究員の別府薫さん（研究当時・現 医学系研究科ポスドク研究員）が筆頭著者の論文が The Journal of Physiology の Early Investigator Prize に選抜されました。
この賞は、毎年、The Journal of Physiology 誌に優れた研究論文を発表した若手研究者を対象として選抜されます。一般生理、心臓血管、運動筋肉、神経科学、呼吸器の５部門でそれぞれ１組ずつが選抜され、その中の神経科学分部門で受賞しました。
別府薫さんは、医学系研究科の新医学領域分野（松井広研究室）に所属し、その後、超回路脳機能分野が新設されてからも研究を続け、今回の受賞対象の論文を仕上げました。その後、英国留学を経て、現在は、医学系研究科の生体システム生理学分野に非常勤講師として勤めています。なお、超回路脳機能分野（松井広教授研究室）では、引き続き、生命科学研究科と医学系研究科のいずれの枠組みからも大学院生の進学を受け付けており、神経細胞やグリア細胞の織り成す超回路によって、脳と心の機能が成り立つ過程を生理学的な手法で研究しています。
論文情報
Beppu K, Kubo N, Matsui K* (2021) Glial amplification of synaptic signals.
Journal of Physiology, 599: 2085-2102.
プレスリリース
The Journal of Physiology
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Webpage 記事：
The Journal of Physiology
2021 Early Investigator Prize
Neuroscience category
Kaoru Beppu (Tohoku University) https://physoc.onlinelibrary.wiley.com/hub/journal/14697793/features/early-investigator-prize