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第13回 生命科学交流ミーティング

第13回 生命科学交流ミーティング

2018.12.07 13:00
2018年12月20日(木)16:00~17:30
片平キャンパス, プロジェクト総合研究棟 1階 講義室B
 
講演1. 脳機能遺伝分野 小金澤雅之 博士
演題: 種特異的求愛行動パターン進化のメカニズム
 
要旨: キイロショウジョウバエDrosophila melanogasterの求愛行動では性決定遺伝子fruitlessfru)が中心的な役割を果たしており、fru発現ニューロンを強制的に興奮させると、雌がいなくても種特異的な求愛行動パターンが解発される。D. melanogasterの求愛では片翅展開による求愛歌生成が特徴的だが、別種ショウジョウバエD. subobscuraでは雄が吻を大きく伸ばし雌に液滴を与えるという「婚姻贈呈」が特徴的である。fru発現神経回路の変化が種特異的求愛行動パターンの進化をもたらしている可能性について、両種を用いた最近の実験について紹介する。
 
 
講演2. 進化ゲノミクス分野 牧野能士 博士
演題: 高い再生能力を持つ動物に特的な遺伝子の探索
 
要旨: 再生能力の高さは動物種間で異なり、プラナリアのように切断断片から全身を再生できる種がいる一方で、線虫のように再生能力が低い種も存在する。種によって再生能力が異なる遺伝的背景はよく分かっていない。本研究では、ゲノム配列が既知の133種の動物を高再生能力種と低再生能力種に分類し、比較ゲノム解析より高再生能力種が特異的に持つ遺伝子の探索を行った。その結果、低再生能力種ゲノムでのみで消失している遺伝子群を発見した。この遺伝子のRNAiノックダウンをプラナリアにおいて実施した結果、切断個体の約50%が再生せずに死亡することを見出した。一連の結果は、当該遺伝子が高い再生能力に関わることを示唆している。
 
 
第13回世話人:石田光南 玉木恵