GO TOP

最新情報

セミナー

最新情報

第1回 生命科学Webセミナー 

第1回 生命科学Webセミナー 

2020.05.12 11:00
日時: 2020年5月13日(水), 16:30~
 
セミナー形式: Zoom 配信によるオンラインセミナー(発表、質疑応答)
 視聴方法については配信したメールをご確認下さい。 
 
講演:東京大学 大学院薬学系研究科 小松 徹 助教
 
演題:酵素活性の網羅的解析(enzymomics)に基づく新規疾患診断技術の開発の試みメダカの個体認知を介した配偶者選択とその分子神経基盤
 
要旨:
生体内には常に数千種類を超える酵素が発現しており,特定の酵素のはたらきの異常が病気の進行と関連する例が数多く報告されています.特定の疾患と関わる酵素の機能を理解することは,病気の診断,薬の開発に直結する非常に重要なものですが,その機能は生体内の種々の要因によって動的に制御されており,いまだに,「疾患との関わりが見出されていない」,「疾患との関わりが示唆されているがそのメカニズムが明らかにされていない」酵素は数多く存在します.演者らは,酵素の動的機能の理解を可能とするケミカルバイオロジーの研究ツールを開発し,疾患と関連する酵素活性の変化を網羅的に評価することで,疾患と関連する酵素の活性異常を「探す」ことを目的としたenzymomics(enzymeのomics)研究を進めてきました.本講演会では,このような解析手法の高感度化による新規疾患診断技術の開発の試みについてご紹介させていただきたいと思います.
 
 
 
主催:生命科学研究科 ダイバーシティ委員会
連絡先:石川稔(活性分子動態分野, minoru.ishikawa.e4(at)tohoku.ac.jp)