日時: 2020年6月29日(Mon), START 12:15~
セミナー形式: Zoom 配信によるオンラインセミナー(発表、質疑応答)
※視聴方法については配信したメールをご確認下さい。
講演1:長井 広樹 博士研究員 (組織形成分野)
演題:ショウジョウバエ腸管モデルへの誘(いざな)い
要旨:
「生体の内なる外」と呼ばれる腸管は、細菌や食物など、外的な環境因子と常に接している環境応答の最前線器官である。近年では、これらの環境要因と腸管上皮の相互作用が、個体の健康状態や病態に影響を与えることが続々と明らかにされている。しかし、多様な細胞種によって構成された腸管上皮の環境応答メカニズムは複雑であり、容易に解き明かすことはできない。本発表では、発表者自身の研究経験を例に、モデル生物ショウジョウバエの腸管の有用性を紹介する。
「生体の内なる外」と呼ばれる腸管は、細菌や食物など、外的な環境因子と常に接している環境応答の最前線器官である。近年では、これらの環境要因と腸管上皮の相互作用が、個体の健康状態や病態に影響を与えることが続々と明らかにされている。しかし、多様な細胞種によって構成された腸管上皮の環境応答メカニズムは複雑であり、容易に解き明かすことはできない。本発表では、発表者自身の研究経験を例に、モデル生物ショウジョウバエの腸管の有用性を紹介する。
キーワード: ショウジョウバエ腸管, 環境応答, 組織恒常性
講演2:梅原 厚志 先生 (生命構造化学分野, 助教)
演題:穏和な新規反応が可能にする生物活性天然物の高効率全合成
要旨:
生物活性を有する天然物の合成研究は、化合物(モノ)を供給するという点で重要であるばかりでなく、反応開発の恰好の足場となるため意義深い。複雑な構造を有する天然物をターゲットとした場合、多数の官能基が共存する中、ピンポイントで反応を行う必要がある。有機合成化学研究が発展した現在においても、高度に官能基化された分子の変換反応は依然としてチャレンジングである。今回演者は、これまでに携わった天然物合成研究から開発に至った穏和な新規反応と、それを用いた全合成について発表する。
キーワード: 全合成, 有機合成化学, 天然物
生命科学交流委ミーティング運営委員
第23回世話人:
山根梓(Azusa Yamane, D1, 分子情報化学分野, azusa.yamane.t2(at)dc.tohoku.ac.jp)
高田幹也(Mikiya Takada, M1, 分子情報化学分野)
高田幹也(Mikiya Takada, M1, 分子情報化学分野)