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「勉強会:それ、生命に聴いてみよう!」 第3回 “生体分子化学者は生き物をどう見ているか?”

「勉強会:それ、生命に聴いてみよう!」 第3回 “生体分子化学者は生き物をどう見ているか?”

2020.11.18 00:00
1回目は「近藤理論を個体生物学に応用する」、2回目は「クラゲの会」、を催しました。3回目となる勉強会ですが、勉強会自体に「それ、生命に聴いてみよう!」というタイトルを付けました。今回は、有機合成・分析・構造解析など生体分子を化学的に研究している方々にお集まりいただき、研究の概要をお話しいただくとともに、生体分子化学者が生物をどのように見ているかについてお聞きしたいと思います。実験の実際や苦労話など細かいことも尋ねながら、みんなでワイワイ話し合いましょう。また今回は、部局外から多元研の永次 史先生にご参加・ご講演いただきます。
 
【日時】12月17日(木) 午後3時50分から午後6時40分
    (その後、研究科のオンライン忘年会に続く)
【場所】ZOOMオンライン(登録URLは配信したメールをご確認ください。)
 
【プログラム・演者】(敬称略)(講演20分+議論10分)
・15:50-15:55 はじめに(田村)
 
・16:00-16:30 田中良和 (生命科学研究科 応用生命分子解析分野)
「物理・化学が好きな私が生物を研究することになった理由」
 
・16:30-17:00 高橋 聡 (生命科学研究科 生体分子ダイナミクス分野)
「タンパク質のフォールディング研究:物性研究と生命研究の境界」
 
(5分休憩)
 
・17:05-17:35 永次 史 (多元物質科学研究所 生命機能分子合成科学研究分野)
「核酸化学と“生き物”」
 
・17:35-18:05 石川 稔 (生命科学研究科 活性分子動態分野)
「生命に貢献できる化合物を目指して」
 
(5分休憩)
 
・18:10-18:40 パネルディスカッション「分子から見た生物」
(18:40から研究科オンライン忘年会)
 
【概要】
 進化はDNAの変異が原因であることも、タンパク質の機能が変わると細胞の動きが変わることも知っています。秩序よく動く細胞を見ていると、結晶構造ができるのと同じ動きに見えてきて、生物が分子の集まりであることを実感します。このように、生物を分解すると分子になる、化学反応は生物を成り立たせる素過程である、と考えるのは、生物を起点とした見方です。では逆に、分子を起点とした場合に生物はどのように捉えられるのでしょうか。
 
学部学生・大学院生から教授陣まで、生命科学研究科のメンバー全員を中心としオープンな勉強会としたいと思います。みなさん是非ご参加ください。
 
 
連絡先:田村宏治(動物発生分野、022-795-3489、tam(at)tohoku.ac.jp)