GO TOP

最新情報

セミナー

最新情報

第29回 生命科学交流ミーティング オンラインセミナー

第29回 生命科学交流ミーティング オンラインセミナー

2021.02.15 13:00
日時: 2021年2月24日(水), 12:15-13:30,
 
セミナー形式:zoom配信によるオンラインセミナー
※視聴方法については配信したメールをご確認ください。
 
講演1: 鎌形 清人 准教授 (生体分子ダイナミクス分野)
 
演題: DNA結合タンパク質の機能を観る―単分子計測の挑戦―
 
要旨:
DNA結合タンパク質は、ゲノムDNAと相互作用しながら、時には、液-液相分離した会合体を形成し、細胞の機能を調整している。私達は、DNA結合タンパク質の機能を観る、制御する、設計する技術の開発を通して、機能のメカニズムの解明とその応用を目指している。講演では、単分子蛍光顕微鏡やDNA整列固定法「DNAガーデン」を用いて明らかにした、がん抑制タンパク質p53のDNA上でのダイナミクスに関して紹介する。また、p53の液-液相分離現象の発見とその機能制御に関しても紹介する。
 
キーワード: DNA結合タンパク質、一分子計測、液液相分離
Nucleic acids research 48 10820-31 2020; Scientific reports 10 13697 2020; 
Scientific reports 10 580 2020; Nucleic acids research 46 7261-69 2018
 
講演2: 安齋 賢 助教 (分子行動分野)
 
演題: 派手なオスは何のため?~熱帯メダカから探る性差の多様性の遺伝基盤
 
要旨:
クジャクの羽のようなオスに特有の派手な装飾は性淘汰を経て進化し、種間で多様化しやすい形質をして知られるが、その原因となる遺伝子はほとんど同定されていない。演者らは、オスの体色が著しく多様化したインドネシア・スラウェシのメダカ科固有種群をモデルに、原因遺伝子の同定や機能解析から、装飾形質の進化機構の解明を目指している。今回は、その1種ウォウォールメダカのオスが示す赤いヒレをモデルに行った最近の研究成果を中心に紹介したい。
 
キーワード: メダカ、性淘汰、ゲノム編集
 
 
生命科学交流ミーティング運営委員
第29回世話人:平松駿、呉宏揚
代表:畑中龍平 (ryuhei.hatanaka.q6(at)dc.tohoku.ac.jp)