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第30回 生命科学交流ミーティング オンラインセミナー

第30回 生命科学交流ミーティング オンラインセミナー

2021.07.02 13:00
日時: 2021年7月12日(月), 12:15-13:30,
 
セミナー形式:zoom配信によるオンラインセミナー
※視聴方法については配信したメールをご確認ください。
 
 
講演1:佐藤 伸一 助教(活性分子動態分野)
 
演題:「生命科学研究への応用を指向したタンパク質化学修飾反応の開発」
 
要旨:
私たちは、タンパク質の特定のアミノ酸残基と共有結合を形成する「タンパク質化学修飾」を研究しています。特に、高反応性化学種を活用した化学反応の開発を通じて、芳香族アミノ酸残基であるチロシン残基やヒスチジン残基の修飾法を開発しています。本ミーティングでは私たちの方法の特徴である(1)ナノメートルスケールの近接依存性標識、(2)残基選択的標識の2点の特徴と生命科学研究への応用性について議論したいと思います。
 
キーワード:芳香族アミノ酸残基修飾, 近接依存性標識, ケミカルプロテオミクス
 
講演2:亀岡 啓 助教(植物発生分野)
 
演題:「植物由来化合物によるAM菌培養技術の開発と共生制御の解明」
 
要旨:
アーバスキュラー菌根菌(AM菌)は多くの植物と共生して宿主に無機栄養を供給するため、生物肥料として利用されている。しかし、培養が難しいことが農業利用拡大の障害になっている。私達は特定の脂肪酸がAM菌の胞子形成を促進することを発見し、これを基にAM菌の単独培養に成功した。さらに、未同定の植物由来化合物がAM菌の増殖を促進する可能性を見出した。そこで、AM菌単独培養系の高効率化と、この化合物の共生における機能の解明を目指して研究を進めている。
 
キーワード:アーバスキュラー菌根菌, 植物–微生物相互作用, アレロケミカル
 
 
生命科学交流ミーティング運営委員 第30回
世話人:國富葵、高田幹也
代表:畑中龍平 (ryuhei.hatanaka.q6(at)dc.tohoku.ac.jp)