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第35回 生命科学交流ミーティング

第35回 生命科学交流ミーティング

2022.10.25 08:30
日時:2022年11月10日(木) 17:00-18:15 (セミナー), 18:15- (懇親会) 
※入場開始時間 (現地):16:45
 
■場所:片平キャンパス生命科学研究科プロジェクト棟1階 大講義室 / オンライン (Zoom)
 
■定員:現地参加 70名 / オンライン 500名 (いずれも先着順)
 
■対象:本学生命科学研究科に所属する皆さま (学部生の方も歓迎します!) (学外の方については下記のメールアドレスまでご相談ください)
■申込:
・現地参加希望の場合:以下Googleフォームから11/7 (月)までにお申し込みください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc2pByL8f6h32lN1wL0zE2N1GTE2dGMoCSO_bsi7ZG4oOWOhg/viewform?usp=sf_link
 
・オンライン参加希望の場合:配信したメールをご確認ください。
 
講演1:青木 祥 助教 (脳機能発達分野)
 
演題:「意欲が行動を変容させるメカニズムを知りたい」
 
要旨:我々の多くが経験するように、感情や意欲といった内的心理状態は行動・身体動作に影響を与える。このことは、脳内において、情動に関わる脳領域が運動を出力する脳領域へ何らかの形で繋がっていることを示唆する。しかしながら、情動と運動を結ぶ神経メカニズムはよく分かっていない。最近我々は、情動に関与する腹側線条体が複数のシナプスを介して大脳皮質一次運動野へ連絡し、その神経活動を変容させることを発見した (Aoki et al., eLife, 2019)。本セミナーの前半ではその詳細を紹介する。情動→運動の神経機構の理解をさらに深めるため、私は東北大学にて新たに、意欲が運動の活力(Action vigor)を変容させるメカニズムの解明を目指している。本セミナーの後半では、この芽生え期の研究から得られた知見を紹介する。本セミナーにおいて、私たちの研究や関連するサイエンスの議論をみなで楽しめればと思っている。
 
キーワード:Motivation, Action, Vigor, Neural circuits
 
 
講演2: 千足 啄馬 氏 大学院生 修士2年(応用生命分子解析分野)
 
演題:「ライセートに内在するリボソームの神秘」
 
要旨:構造生物学において、目的とする分子を“生体内”に近い状態で観察することには大きな意義がある。しかしながら、そのためには夾雑物の影響による目的粒子のコントラストの低下などの様々な障壁を克服しなければならない。本発表では、クライオ電子顕微鏡単粒子解析法を用いて、ウサギ網赤血球ライセートに内在するウサギ由来のリボソームの立体構造を観察することを試みた過程を紹介する。
 
キーワード:クライオ電子顕微鏡、リボソーム
 
 
 
生命科学交流ミーティング運営委員
第35階世話人:國富葵、小野寺龍馬
代表:(aoi.kunitomi.r3(at)dc.tohoku.ac.jp)