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茂木文夫先生セミナー

茂木文夫先生セミナー

2023.05.16 11:00
日時:2023年6月2日(金) 16:00~17:30 
 
会場:ハイブリッド開催
対面 ​​​​​​片平キャンパス 生命科学プロジェクト総合研究棟 講義室B
オンライン Zoom (配信したメールをご確認ください)
 
茂木文夫教授 (北海道大学遺伝子病制御研究所)
 
第1部:セミナー(16:00~)
「力学と化学の連携によるパターン形成」
 
生物が卵から個体に至る過程では、様々な細胞が固有の運命・形・機能を獲得する。この生体の形質転換と形態形成では、細胞が「機械的な力」を感知・応答する現象を利用して、細胞と組織に規則的なパターンを確立させる。力作用が細胞内の化学反応と連携して細胞の運命・形・機能のパターンを制御するメカニズムを解明する試みとして、本セミナーでは線虫C. elegansの初期胚をモデル系とした⼀連の研究と、配偶子をモデル系とした最近の研究を紹介する。
 
(参考文献)
Motegi, F. and Sugimoto A., Nat. Cell. Biol. (2006); Motegi, F. et.al., Nat. Cell Biol. (2011)
Zhao, P. et. al., Dev. Cell (2019); Wang, S.-C. . et. al., Nat. Cell Biol. (2017)
Ramanujam, R., et.al., Nat. Chem. Biol. (2018); Lim, Y.W., et.al., Cell Rep. (2021)
 
第2部:キャリアトーク(17:00頃~)
「母国と外国、生物と物理、ふたつの狭間で在処を探して」
 
講演者は、日本(東京・神戸)・アメリカ・シンガポール・日本(札幌)での経験を通して、細胞・発生生物学から形態学へと興味の対象を変遷させつつ、研究者へのキャリアを探してきました。母国での研究継続と外国での研究経験、細胞組織の生物学と形態変化の物理学、ふたつの異なる領域の狭間でおもしろいことを探しつつ、高望みと乏しい才能への葛藤をしながら歩く道のりを紹介することで、サイエンスに携わる仕事へのキャリアパスについて議論します。
 
 
問い合わせ先
杉本亜砂子(生命科学研究科 発生ダイナミクス分野)
asako.sugimoto.d1(at)tohoku.ac.jp