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研究

受賞

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北西健一さん(前期課程2年生)が国際会議で「優秀ポスター賞」を受賞

北西健一さん(前期課程2年生)が国際会議で「優秀ポスター賞」を受賞

2007.06.01 09:26

分子生命科学専攻 生体機能分子設計分野

北西 健一

 北西健一さん(前期課程2年生)が “15th International Conference on Cytochromes P450:Biochemistry, Biophysics, Functional genomics”「第15回チトクロームP450国際会議:生化学、生物物理、及び機能ジェノミクス」(6月17日-21日)(ブレッド、スロヴェニア)で「生物時計に関するチオレートーヘム結合転写因子の機能解析」について研究成果を発表し、「優秀ポスター賞」を授与されました。

 北西さんの研究は生物時計遺伝子の転写を制御する因子の構造と機能についての研究です。北西さんの実験より、制御因子の1つがヘム結合蛋白質であること、システインのチオレートがヘムの軸配位子(結合部位)であること、鉄が還元されるとそのチオレートの結合が解離すること、ヘムの解離速度が非常に高いこと、NO-ヘム付加体は5配位結合体であること などの結果が得られました。これらの結果より、時計遺伝子制御因子の1つがヘムの結合・解離によって機能が制御されるヘムセンサーである可能性が示唆されました。本国際会議で今回『チオレートーヘム蛋白質』のセッションが新しく設けられ、そのセッションでの発表でした。約200題のポスター発表から「優秀ポスター賞」が3題選ばれたうちの1つでした。この受賞を機に、今後北西さんが修士論文のみならず国際雑誌への掲載に向けて益々研究を発展させ、国際的に活躍することが望まれます。