教授 髙橋 真有

キャンパス | 星陵 キャンパス |
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所属研究室 |
システム神経生理学
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連絡先 | 022-717-8071 |
mayu.takahashi.a5@tohoku.ac.jp | |
ホームページ | https://www.neurophysiology.med.tohoku.ac.jp/ |
経歴 |
2008年3月 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 卒業(MD-PhD(医学研究者早期養成)コース)
2009年3月 東京医科歯科大学 医学部医学科 卒業 2009年4月 東京医科歯科大学 医学部付属病院医員(臨床研修医) 2010年4月 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 システム神経生理学分野 助教 2021年4月 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 システム神経生理学分野 講師 2024年4月 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 神経機能形態学分野 准教授 2024年4月 東京大学 大学院医学系研究科 統合生理学分野 講師(クロスアポイントメント) 2024年10月 東北大学 大学院医学系研究科 生体システム生理学分野 教授(現職) |
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著書・論文 |
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所属学会 |
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最近の研究について
動物は、外界からの感覚情報を分析し運動情報に変換して適切な行動を行い、環境に適応し生存しています。この「感覚―運動情報変換」は、四肢を含む全ての随意運動制御に必須で脳の最も重要な機能です。ヒトやサルは、感覚入力のうち約80%を視覚に依存しており、視覚情報を取り込むため脳は異なる5種類の眼球運動系を無意識に使い分け、「対象への視線の移動」と「視野の安定化」を実現します。この異なる眼球運動系を駆使して、視覚情報を正しく脳内に取り込み、それを用いて、正しい運動出力を脳のどこで・どのように計算して正確な運動が生成されるのかを、non-human primateで神経生理学的と解剖学的方法で解析しています。外部座標で得られた視覚情報は、網膜座標を介して身体内部座標に変換され、脳内での座標変換を繰り返し出力眼球運動指令情報に変換されます。この過程で異なる眼球運動系の座標間の変換を必要としない共通基準座標が使用されていると考え、その解明を目指しています。