生命の精緻な多様さに魅かれて、その謎を解くために、そしてその価値を維持するために研究をしてきました。生態系の仕組みを知ることは、私たちがより好ましい環境のもとで生きていく上で大切なことです。生物進化の謎を解くことは、私たち自身が何者であるかを知ることでもあります。生物多様性の保全と持続可能な利用方法を考えることは、私たちの未来を考える上で必要なことです。自分の仕事がほんのわずかでも、私たちのよりよい未来に貢献できれば幸せだと考えています。
教授 千葉 聡
キャンパス | 川内 キャンパス |
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所属研究室 |
生物多様性保全
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連絡先 | 022-795-7813 |
schiba@tohoku.ac.jp | |
ホームページ | http://www.evlcos.com/ |
経歴 |
東京大学理学部卒、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(1991年)。 |
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著書・論文 | |
所属学会 |
日本生態学会・Society for the Study of Evolution・ |
担当講義 |
学部:保全生物学、生命科学C、生物学演習、動物生態学実習、大学院:保全生物学特論 |
最近の研究について
海域から陸域に至るさまざまな生態系において、生物多様性の創出、維持機構の解明という基礎研究のテーマとともに、生態系管理や外来種の影響緩和、希少種の保全という応用研究のテーマに取り組んでいます。手法として野外調査、操作実験、分子遺伝学実験を用いた実証研究のほか、数理モデルを用いた理論的研究を行っています。最近の主な研究テーマは以下のようです。
- 生物間相互作用による種分化
- 小笠原諸島固有貝類の進化
- 捕食-被食、寄主-寄生の共進化ダイナミクス
- 陸産貝類の行動、進化史、生物地理
- 歴史的要因が群集構造に与える影響
- 絶滅のプロセスと選択性
- 外来種の侵入定着プロセス
- 侵略的外来種の影響評価と影響緩和
- 希少陸産貝類の保全と系統保存
- 変動環境下での生態系管理手法の開発