GO TOP

研究分野

分子化学生物学専攻 :
ケミカルバイオロジー講座

研究

佐藤 伸一 (兼)

准教授 佐藤 伸一 (兼)
キャンパス 片平 キャンパス
所属研究室 活性分子動態
連絡先 022-217-6198
E-mail shinichi.sato.e3@tohoku.ac.jp
ホームページ https://www2.fris.tohoku.ac.jp/~sato/
ResearcherID:

Researchmap:
 
東京都練馬区出身。タンパク質の化学修飾に興味があります。仙台の日本酒が大好きです。
 
経歴
2006年3月 明治薬科大学薬学部製薬学科 卒業
2006年4月 東京大学大学院薬学系研究科修士課程 入学
2006年3月 東京大学大学院薬学系研究科修士課程 修了(指導教員:橋本祐一教授)
2008年4月 東京大学大学院薬学系研究科博士課程 進学
2009年10月~2011年9月 理化学研究所 外部研究生(指導教員:袖岡幹子主任研究員)
2011年3月 東京大学大学院薬学系研究科博士課程 修了(指導教員:橋本祐一教授)
 博士(薬学)(東京大学)取得
2011年4月 東京大学 分子細胞生物学研究所 博士研究員 (橋本祐一教授)
2011年5月 米国Scripps研究所 博士研究員 (Carlos F. Barbas III教授)
2012年4月 学習院大学 理学部 化学科 助教 (中村浩之教授)
2014年2月 東京工業大学 資源化学研究所 助教 (中村浩之教授)
2016年4月 組織改革により東京工業大学科学技術創成研究院 助教 
2020年4月より 現職

 
著書・論文
【総説】
  1. 佐藤伸一*、對馬理彦、中村浩之*、タンパク質ケミカルラベリングにおける一電子移動反応の活用、有機合成化学協会誌, 77(特集号2019年5月号「ラジカル種の利用最前線―合成・物性・理論」), 463-471 (2019).
  2. Sato S.*, Nakamura H., Protein Chemical Labeling Using Biomimetic Radical Chemistry. Molecules 24, 3980 (2019).
 
【原著論文】
  1. Sato S.*, Matsumura M., Kadonosono T., Abe S., Ueno T., Ueda H., Nakamura H.*, Site-Selective Protein Chemical Modification of Exposed Tyrosine Residues Using Tyrosine Click Reaction. Bioconjugate Chem. 31, 1417–1424 (2020).
  2. Tsushima M., Sato S.*, Niwa T., Taguchi H., Nakamura H.*, Catalyst-Proximity Protein Chemical Labelling on Affinity Beads Targeting Endogenous Lectins. Chem. Commun. 55, 13275-13278 (2019).
  3. Sato S., Hatano K., Tsushima M., Nakamura H*. 1-Methyl-4-aryl-urazole (MAUra) Labels Tyrosine in Proximity to Ruthenium Photocatalyst. Chem. Commun. 54, 5871-5874 (2018).
  4. Sato S., Nakamura K., Nakamura H.*, Tyrosine-Specific Chemical Modification with in situ Hemin-Activated Luminol Derivatives. ACS Chem. Biol. 10, 2633-2640 (2015).
  5. Sato, S. Nakamura, H.* Ligand-directed Selective Protein Modification Based on Local Single Electron Transfer Catalysis. Angew. Chem. Int. Ed. 52, 8681-8684 (2013).
所属学会
日本化学会、日本薬学会、有機合成化学協会、日本ケミカルバイオロジー学会、日本ペプチド学会、International Chemical Biology Society

最近の研究について

有機化学を基盤として生命現象解明・制御を可能にするツールの開発に取り組んでいます。タンパク質のアミノ酸残基と合成低分子化合物の間に共有結合を形成させるタンパク質化学修飾法は、近年注目される抗体薬物複合体の作成、タンパク質を基盤としたバイオマテリアル創出、生物活性分子の標的同定において必要不可欠な技術です。私たちはタンパク質化学修飾法のなかでも、高反応性化学種を活用した手法を独自に開発し、創薬研究、生命現象の解明研究を行っています。
 
 

メッセージ

研究室の見学はいつでも歓迎します。
一緒に新しい生物活性物質、新技術を発見する研究を楽しみましょう!