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研究分野

生態発生適応科学専攻 :
個体ダイナミクス講座

研究

二宮 小牧

助教 二宮 小牧
キャンパス 青葉山 キャンパス
所属研究室 組織形成
連絡先 022-795-6701
E-mail komaki.ninomiya.b5@tohoku.ac.jp
高校時代、当時ノーベル賞受賞で話題になった緑色蛍光タンパク質をきっかけに、細胞内分子を光らせて観察できることを知りました。細胞の中で、様々な分子の動きがダイナミックかつ精巧に制御されている様子に驚いたと同時に、その仕組みを、もっと見たい!もっと知りたい!と思い、生物学の世界に飛び込みました。自分のアイデアや技術、面白いと思うことを、色々な人と共有できるのも研究の魅力の一つだと思い、そんな研究をしていきたいと考えています。
経歴
2016年3月    東北大学理学部生物学科 卒業
2018年3月    東北大学大学院生命科学研究科分子生命科学専攻 博士前期課程修了
2021年3月    東北大学大学院生命科学研究科分子化学生物学専攻 博士後期課程修了 
       博士(生命科学)取得
2019年10月-2020年4月 シンガポール国立大学メカノバイオロジー研究所 インターン生
2021年4月-2021年7月 東北大学大学院生命科学研究科分子化学生物学専攻 博士研究員
2021年8月-2022年3月    東北大学大学院生命科学研究科生態発生適応科学専攻 博士研究員
2020年4月-2022年3月    日本学術振興会特別研究員 (DCおよびPD)
2022年4月-     現職
 
著書・論文
Komaki Ninomiya, Kai Ohta, Ukyo Kawasaki, Shuhei Chiba, Takanari Inoue, Erina Kuranaga, Kazumasa Ohashi, and Kensaku Mizuno “Calcium influx promotes PLEKHG4B localization to cell-cell junctions and regulates the integrity of junctional actin filaments.” Molecular Biology of the Cell, 2024 Feb 1;35(2):ar24. , 2024
 
Komaki Ninomiya, Kai Ohta, Kazunari Yamashita, Kensaku Mizuno, and Kazumasa Ohashi “PLEKHG4B enables actin cytoskeletal remodeling during epithelial cell-cell junction formation.” Journal of Cell Science, 27;134(2): jcs249078, 2021
所属学会
日本細胞生物学会、日本分子生物学会、日本生化学会

最近の研究について

博士課程では、上皮の細胞同士が接着してシート構造を作る仕組みについて、アクチン細胞骨格の再構築に焦点を当てて研究を行っていました。細胞同士が接触してから強く結びつくまでの過程では、接着部位でのアクチン骨格による収縮力の発生と制御が重要であり、そのメカニズムの一端を明らかにしました。今は、よりダイナミックな細胞集団動態に興味を持ち、ショウジョウバエの組織形成をモデルに研究を始めています。