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研究分野

分子化学生物学専攻 :
階層的構造ダイナミクス講座(協力講座)

研究

伊藤 優志

助教 伊藤 優志
キャンパス 片平 キャンパス
所属研究室 生体分子ダイナミクス
連絡先 022-217-5843
E-mail yuji.itoh.c2@tohoku.ac.jp
ホームページ http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/takahashi-s/
Google scholar

https://scholar.google.co.jp/citations?user=D2YXKr4AAAAJ&hl=ja

 私は東北大学理学部化学科に入学し、博士(理学)を取得するまで一貫して東北大学で学びました。3年ほど東北から離れていましたが、再びこの東北大学で研究する機会をいただき、大変嬉しく思います。タンパク質と核酸を中心とした、生体分子の新しい機能や生物学的意義を深く追究し、明らかにすることを目指しています。
経歴
2018年3月に東北大学大学院理学研究科で博士(理学)を取得。2018年4月から2019年3月まで東北大学多元物質科学研究所で博士研究員を務める。2019年4月から2022年3月まで国立遺伝学研究所で博士研究員を務め、2022年4月より現職。
著書・論文
  1. Kamagata K*., Itoh, Y*., Tan, C., Mano, E., Wu, Y., Mandali, S., Takada, S., Johnson, R.C., “Testing mechanisms of DNA sliding by architectural DNA-binding proteins: dynamics of single wild-type and mutant protein molecules in vitro and in vivo”, Nucleic Acids Res., 49, 8642-8664 (2021). (*Joint First Authors)
  2. Itoh, Y., Iida, S., Tamura, S., Nagashima, R., Shiraki, K., Goto, T., Hibino, K., Ide, S., Maeshima, K., “1,6-hexanediol rapidly immobilizes and condenses chromatin in living human cells”, Life Sci. Alliance, 4, e20200100 (2021).
  3. Itoh, Y., Murata, A., Takahashi, S., Kamagata, K., “Intrinsically disordered domain of tumor suppressor p53 facilitates target search by ultrafast transfer between different DNA strands” Nucleic Acids Res., 46, 7261-7269 (2018).
  4. Itoh, Y., Murata, A., Sakamoto, S., Nanatani, K., Wada, T., Takahashi, S., Kamagata, K., “Activation of p53 facilitates the target search in DNA by enhancing the target recognition probability” J. Mol. Biol., 428, 2916-2930 (2016).
     
所属学会
日本生物物理学会、日本蛋白質科学会

最近の研究について

 私たちの研究室は自作の蛍光顕微鏡を組み立て、生体分子がどのように運動し、機能するかを一分子レベルで観察する研究を行っています。私は特に、新型コロナウイルスSARS-CoV-2のタンパク質とゲノムRNAのダイナミックな性質を解明したいという動機を持って研究しています。

メッセージ

 学生の皆様の積極的な仕事やアイディアによって、研究が進展することが多くあります。私たちの研究に興味を持つ学生や研究者の皆様とともに研究できることを心待ちにしています。