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研究分野

脳生命統御科学専攻 :
協力教員

研究

小笠原 康悦

教授 小笠原 康悦
キャンパス 星陵 キャンパス
所属研究室 免疫生物学
連絡先 022-717-8579
E-mail immunobiology@grp.tohoku.ac.jp
Researchmap
 
私は、学生配属の時に基礎研究に触れたことがきっかけで研究者を目指しました。細胞が、かたちを変えたり、機能が増強したりするのがとても面白く、また、「免疫細胞が、標的細胞を見つけて殺す。」というメカニズムに興味をもち、研究をおこなっています。
経歴
1992年 東北大学歯学部 卒業
1997年 東北大学大学院歯学研究科博士課程 修了
1997年 日本学術振興会特別研究員PD
2000年 東京大学大学院医学研究科 免疫学講座 助手
2001年 カリフォルニア大学サンフランシスコ校 免疫学講座 博士研究員
2004年 国立国際医療センター研究所 臨床免疫研究室 室長
2008年 東北大学 加齢医学研究所 生体防御学分野 教授
 
著書・論文
Kosuge et al. Point mutation bias in SARS-CoV-2 variants results in increased ability to stimulate inflammatory responses. Scientific Reports 10.1038/s41598-020-74843-x、2020.

Nakamura et al. Fratricide natural killer cells dressed with tumor-derived NKG2D ligand. Proc Natl Acad Sci USA 110 (23) : 9421-9426, 2013.
 
Ogasawara et al. Function of NKG2D in natural killer cell-mediated rejection of mouse bone marrow grafts.  Nat Immunol 6(9):938-945, 2005.
 
Ogasawara et al. NKG2D blockade prevents autoimmune diabetes in NOD mice.  Immunity 20: 757-767, 2004.
 
Takayanagi et al. T-cell-mediated regulation of osteoclastogenesis by signalling cross-talk between RANKL and IFN-γ.  Nature 408:600-605, 2000.
 
Ogasawara et al. Requirement for IRF-1 in the microenvironment supporting natural killer cell development. Nature 391: 700-703, 1998.
 
所属学会
日本免疫学会
日本癌学会
歯科基礎医学会
Society of Innate Immunity
担当講義
理学部生物学科 加齢生物学
医学部医学科 免疫学
医学部保健学科 免疫学
全学講義 生命科学B
大学院 合同生物学
大学院 細胞生物学
大学院 免疫科学
 

最近の研究について

細胞傷害性をもつ細胞、NK細胞やT細胞に着目して、がん、自己免疫疾患、アレルギー、感染症など種々の疾患の病態解明、新規診断・治療法の開発を行っています。

メッセージ

研究の発見とは、「あなたが今まで誰も知らなかったことを世界中で一番最初に知った。」ことを意味するわけで、大いなる喜びと知的好奇心をくすぐります。ぜひ基礎研究の楽しさを実感していただきたいと思います。当研究室は、理学部、工学部、歯学部、薬学部、医学部の学生が出入りしており、いろいろな方々と交流できるのも魅力の1つです。