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研究科概要

生命科学研究科が取り組む課題

生命科学研究科が取り組む課題
 
生命現象の包括的・統合的な理解と人類の福祉への貢献
 
 生命科学の研究成果は、 近年、飛躍的に発展し、ヒトを含めた様々な生物種の全ゲノム情報の完全解読をはじめ、 多くの新たな生命の神秘の解明がなされてきましたが、そのことは次なる未知の課題を提示することに繋がり、研究の探求は更なる深化へ、専門性をより高度に高めた教育研究が求められています。さらに、人類がこれまでに経験したことのない規模での温暖化、環境破壊に伴う生物多様性の喪失、急速な高齢化などに、我々は多くの課題に直面しています。本研究科は社会からこれらの課題に対し、先頭に立って挑むことを求められています。これからの生命科学には「生命現象の包括的・統合的な理解」と「人類の福祉への貢献」の両立が重要であり(日本学術会議提言)、本研究科は、生命科学の理解に繋がる「基礎研究の深化」と人類の福祉に繋がる「基幹産業創出と地球規模課題の解決」に取り組みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
バイオ産業の領域
 
 生命科学研究科で取り組んでいる研究の多くは基礎研究で、直接応用に繋がる研究をしている研究室は多くありません。しかし、生命科学の基礎研究は、間接的に様々なバイオ産業の領域や社会課題の解決に繋がります。バイオ関係(生態学などの環境生命分野も含む)の研究は、健康・医業分野のみならず、ものづくり、環境、資源、農林水産・食料など幅広い産業分野に関わっています。今後、バイオ産業が関係する領域および規模はさらに拡大することが予測されています。