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研究科概要

組織図

生命科学研究科の組織について

それぞれの専攻の講座は、基幹講座、協力講座、連携講座からなります。基幹講座は本研究科に専属する教員によって構成され、学生は教員の属する研究室で研究指導を受けます。協力講座は、本学の研究所(加齢医学研究所、多元物質科学研究所、東北アジア研究センター、付属植物園、浅虫海洋生物学教育研究センター)に所属し、学生の講義と研究指導をします。連携講座に所属する学生は、かずさDNA研究所、総合地球環境学研究所で研究指導を受けます。学生は、どの講座に属するかに関わりなく、生命科学研究科の学生として教育を受け、研究を行います。

また、基幹講座に所属する教員は、大学院教育だけでなく、全学教育や学部教育も担当し、学部の講義や卒業研究指導などを行っています。

脳生命統御科学・生態発生適応科学・分子化学生物学

脳生命統御科学専攻

多細胞生物は、卵に由来する多くの細胞が基本単位となり、一つの個体を構成して機能を全うする生命体である。それぞれの細胞は、個体発生の過程で独自の役割を担うように分化・多様化し、互いに相互作用(ネットワークを形成)することが個体としての統合的機能の基盤にある。本専攻では、こころとからだをコントロールする「脳」を中心に、細胞集団が生命を統御する仕組みの解明を目指し、先端的技術を駆使した研究・教育を行う。

生態発生適応科学専攻

遺伝子から個体、集団・生態系へ至る生命現象の階層を通じた生物の環境応答やその背後にある適応のメカニズムを研究することで、生物の発生・生活様式、それらを生み出して来た進化機構、生物間相互作用の役割や生態系への人間活動の影響を解明する。また、これにより得られる横断的な知見と理解を生かした教育と人材育成を行う。

分子化学生物学専攻

低分子化合物から核酸やタンパク質を含めた高分子化合物が、生体内で作用する機序を明らかにすることにより、生命現象の本質的な理解に迫る。化学と生物学の融合的な研究アプローチを積極的に取り入れる。得られた分子レベルでの基礎的な知見を利用して、生命現象を健全にコントロールする方法論の開発を目指す研究・教育を行う。