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研究

研究分野

脳生命統御科学専攻

多細胞生物は、卵に由来する多くの細胞が基本単位となり、一つの個体を構成して機能を全うする生命体である。それぞれの細胞は、個体発生の過程で独自の役割を担うように分化・多様化し、互いに相互作用(ネットワークを形成)することが個体としての統合的機能の基盤にある。本専攻では、こころとからだをコントロールする「脳」を中心に、細胞集団が生命を統御する仕組みの解明を目指し、先端的技術を駆使した研究・教育を行う。

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神経ネットワーク講座

脳が作られる仕組み、脳が働く仕組み、そしてこころが産まれる仕組みを先端的技術と理論を駆使して解明する教育研究を行う。

細胞ネットワーク講座

細胞集団がどのようにネットワークを構成して、統合的に生命現象を制御しているかを、細胞と分子の活動から理解する教育研究を行う。

分化制御ネットワーク講座(協力講座)

細胞が多様化するしくみ、その状態が維持されるしくみを、遺伝子発現やタンパク質相互作用ネットワークから理解することを目指す。

協力教員

生態発生適応科学専攻

遺伝子から個体、集団・生態系へ至る生命現象の階層を通じた生物の環境応答やその背後にある適応のメカニズムを研究することで、生物の発生・生活様式、それらを生み出して来た進化機構、生物間相互作用の役割や生態系への人間活動の影響を解明する。また、これにより得られる横断的な知見と理解を生かした教育と人材育成を行う。

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個体ダイナミクス講座

個体発生プログラムが、ゲノムの変化や生物内外の環境の変化にどのように影響をうけるのか、また、そのようなプログラムがどのように進化してきたかを解明する教育研究を行う。

生態ダイナミクス講座

生物と環境の相互作用で創発される生物多様性や生態系機能の創出維持機構をゲノム, 個体発生レベルから生物集団および生態系にまで着目して解明する教育研究を行う。

多様性ダイナミクス講座(協力講座)

生物の多様性生成の解明とその保全を目指す教育研究を行う。

生態複合ダイナミクス講座(連携講座)

生態系および複数の生態系が複合した景観あるいは地球規模での生態系機能や生態系サービスの動態とそれに及ぼす要因を研究する。

特任教員
協力教員

分子化学生物学専攻

低分子化合物から核酸やタンパク質を含めた高分子化合物が、生体内で作用する機序を明らかにすることにより、生命現象の本質的な理解に迫る。化学と生物学の融合的な研究アプローチを積極的に取り入れる。得られた分子レベルでの基礎的な知見を利用して、生命現象を健全にコントロールする方法論の開発を目指す研究・教育を行う。

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ケミカルバイオロジー講座

有機化学的手法と生物学的手法の融合により、生体内における化合物の作用の解明と、有用化合物の応用を視野に入れた教育研究を行う。

分子ネットワーク講座

ゲノム中の細胞間・生物間相互作用因子と環境適応因子の高次ネットワークの解明に向けて、異分野融合を通じて複雑系生命現象の分子基盤の理解を目指す教育研究を行う。

階層的構造ダイナミクス講座(協力講座)

生体分子が機能を発現制御する様子を可視化することは最重要課題の1つであり、構造生物学的手法、一分子計測技術、細胞工学的手法などを駆使し、生命現象について分子から細胞レベルまで統合的理解を目指す教育研究を行う。

ゲノム情報学講座(連携講座)

各種生物の全ゲノムを解析し、その構造と機能を明らかにすることによって、ゲノム情報を包括的に把握するとともに、ゲノム情報の解析技術とポストゲノム解析などを行なう。

協力教員