土壌微生物 分野
自然界の窒素循環を担う土壌微生物の基礎研究を行っています。具体的には、(1) 植物根圏からの温室効果ガスN2Oの発生機構とその削減、(2) 非マメ科植物の窒素固定エンドファイトの共生機構、(3) Bradyrhizobium属細菌のゲノム進化の研究です。また、関連分野との新領域開拓も目指しています。
特色・実績
根粒菌はマメ科植物と共生窒素固定を行う土壌細菌で、窒素循環の上で大変重要な位置を占めています。私達の研究室では、根粒菌の共生の仕組みと土壌•植物系における動態をゲノムレベルからフィールドレベルまで、基礎研究とともに環境バイオ研究まで行っているのが特色です。また、非マメ科植物の内生微生物(エンドファイト)や土壌根圏微生物についても、窒素や宿主とのダイナミック相互作用を明らかにしています。このような広い視点から本分野の研究は国内外から着目されています。
教員紹介
特任教授 南澤 究
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- 根粒菌とエンドファイトの共生相互作用と物質循環機能の解明
- 植物根圏の温室効果ガス発生機構と食料生産環境バイオテクノロジー
特任助教 板倉 学
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ダイズ根粒菌脱窒による温室効果ガスN2Oの削減
ダイズ根粒菌のゲノム構造と共生窒素固定能力
特任助教 鈴木 淳夫
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- 土壌微生物学.
- 植物・微生物相互作用.
- 微生物バイオテクノロジーによるN2O緩和.