GO TOP

研究分野

脳生命統御科学専攻 :
協力教員

研究

システム神経生理学 分野

システム神経生理学 分野

視覚動物であるヒトやサルは、感覚入力のうち約80%近くを視覚に依存しており、視覚情報を正確に取り込むため、脳は異なる5種類の眼球運動を使い分けています。視線を移動し、網膜の中心窩で視標をとらえ、そこで捉えた正確な視覚情報をもとに、脳内のどこで・どのように計算されて正確な運動出力が生成されるのか、一連の「視覚入力から眼球運動出力への脳内変換機構」について解明するべく研究に取り組んでいます。この感覚―運動情報変換は、脳の異なる領域で分散的に、しかし階層的な秩序をもって行われているとされており、そのメカニズムの解明することは、脳における情報処理機構の基本理解に繋がり、ひいては人工知能への応用や神経疾患の治療に役立つと考えています。

特色・実績

異なる眼球運動系の神経回路、すなわち視覚入力を取り込み、正確な運動出力が生成されるまでの一連の情報の流れを、non-human primateで神経生理学的・解剖学的方法で解析しています。
研究室URL https://www.neurophysiology.med.tohoku.ac.jp/

教員紹介

教授 髙橋 真有
詳細を見る