分子情報化学 分野
低分子有機化合物の生理機能解析や、創薬化学展開をテーマとする研究室です。有機化学の教育と、その発展系としてのケミカルバイオロジー研究を行っています。
特色・実績
- 疾患の原因となる細胞内のタンパク質やオルガネラを、オートファジーを使って取り除く新技術AUTACを発明しました(2019年, Molecular Cell誌)。いま世界の創薬研究者や企業から熱い注目を集めています。
- 感染細菌をオートファジーが捕捉・分解する仕組みを研究し、8-ニトロcGMPという分子が「分解の目印」になっていることを発見しました(2013年, Molecular Cell誌)。
- 院内感染症治療の切り札である抗生物質バンコマイシンの改良を進めています。作用機序を解析するために細菌イメージング手法の開発も行っています。
教員紹介
教授 有本 博一
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- 選択的オートファジーを用いる創薬手法:AUTACの研究
- モデル生物の個体寿命を伸ばす内因性化合物の研究
- バンコマイシン耐性菌に有効な抗菌薬の研究
- 生物活性物質、プローブの有機合成
助教 高橋 大輝
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- オートファジーの分子機構の研究
- オートファジーを利用する創薬手法の開発