鹿島台圃場に行ってきました

鹿島台圃場にて作業をしてきました。本日の作業はイネのサンプリングとダイズ/ミヤコグサ区画の整備になります。イネのサンプリングは根微生物群集の経時変化を観察するために,今年はあと2回ほど行う予定です。これから植物個体が大きくなるにつれて,根の採集はどんどん大変になりますが,がんばっていきましょう!

山口育英奨学会 学術研究助成事業に採択されました

当研究室の番場 (助教) の研究課題が山口育英奨学会学術研究助成事業に採択されました.研究題目は「マメ科植物-根粒菌共生関係における特異性を決定する遺伝基盤とその進化過程の解明」になります.本プロジェクトは,マメ科モデル植物ミヤコグサの中で特徴的な共生関係を築く野生系統のゲノム解析が主な目的となります.当研究室でのさらなる研究の発展が期待されますね.

本日は鹿島台圃場にて田植えを行いました!

本年度も東北大学鹿島台圃場にてイネの研究を行います。研究内容は水田における温室効果ガス (メタン, CH4) の削減に向けて,イネとメタン酸化菌との関係を調査するものです。メタン酸化菌はイネの根に存在する細菌の一種で,メタンを炭素源として成育します。効率的にメタン酸化菌を活用することで水田由来のメタンを削減することが期待されますので,イネとメタン酸化菌の共生機構に関する研究やメタン酸化菌の有効な定着方法の模索を行います。

根研究集会で表彰されました (石川 M1)

当研究室の石川愛佳さん (M1) が第57回根研究集会にて優秀発表賞をいただきました。

発表題目は「サイトカイニンは外皮のスベリン化を介したイネのRadial Oxygen Lossバリア形成に関与する」。イネのような湿性植物は根からの酸素漏出を防ぐためにROLバリアを形成し,根端への酸素の輸送を可能としています。本研究発表はROLバリアの形成に重要な根外皮のスベリン化の強化に植物ホルモンであるサイトカイニンが寄与することを示したものになります。石川さん,おめでとうございます! (※本研究は石川さんの卒業研究での成果となります[福井県大・塩野研])

Quilbé博士を連れて千葉県でフィールドワークを行いました

先週末から昨日まで千葉県でフィールドワークを行いました。目的は千葉県の野生ミヤコグサの遺伝子型調査と自生地土壌の採集です。天気はぎりぎりでしたが,なんとか目標地点での採集を完遂し,またミヤコグサ新規自生地も発見することができました。フィールドワークは成功といえるでしょう。

加えて,今回採集地を案内していただいた方が参画されている土曜学校 (木更津土曜学校) にもお邪魔してきました。子供たちを滞在中のJohanや助教のYusdarさんのような異なる文化圏出身の方々と触れ合わせてあげたいとのことでした。子供たちのパワフルさにあてられながら,Diversity and Inclusion教育に貢献できたかと思います。

また,帰路につく前にかずさDNA研究所にもお邪魔して,採集サンプルの受け渡しと研究所見学をさせていただきました。大変実のあるフィールドワークになりまして,大満足の週末となりました。

デンマークからQuilbé博士が訪問されています.

昨日より,Aarhus大学 (デンマーク) よりJohan Quilbé博士が研究室に滞在されます.Quilbé博士はINROOT/CCRPプロジェクトの若手研究者招聘プログラムで来日され,3週間滞在されます.滞在期間中は我々の研究室で実験や,ミヤコグサ野生生息地調査などに携わります.

本日は現在進行中のプロジェクトについてセミナーしていただきました.

鹿島台圃場作業と新入生郷土レクチャを行いました

本日も鹿島台圃場にて圃場作業を行いました。風は強いもののとっても良い天気でしたね。

今回はまだ圃場に出たことのなかった新入生が一緒に行きましたので,彼らに鹿島台の紹介をするために明治潜穴などの説明を行いました。本日は特に天気も良く圃場作業がはかどった為に,明治潜穴だけでなくその前身たる元禄潜穴まで伺いました。写真は圃場の様子と元禄潜穴を構築する際に使用した縦穴の跡地から上を向いたものです。

本日の鹿島台の様子
元禄潜穴ずり出し穴から

2023年度も鹿島台圃場作業がはじまりました

本年度も東北大学鹿島台圃場を用いた実験を行います.ミヤコグサとイネの成長と微生物群集の観察を行う予定です.本日は実験計画を煮詰めるために圃場の確認に伺いました.

また,本日は新M1の圃場デビューでもありましたので,毎年恒例で潜穴公園で宮城の歴史講座を行いました.大崎の圃場を使用するのであれば,このような歴史も知っておくとよいですよね.

共生ゲノミクス分野の新年度がスタートしました

2023/4/3桜の前で

2023年度の共生ゲノミクス分野がスタートしました。本年度は新規に6名 (学生5人と研究員1人) が研究室に加わり,にぎやかになってきました。新体制では学生9人,技官3人,教員・研究員7人の体制で研究と教育を進めていきます。今年も頑張っていきましょう。

学位授与式が執り行われました

本日は東北大学大学院の卒業式・学位授与式でした。

当研究室では,嵐田遥さん (D3) へ博士号を授与され,和久渉さん (M2) へは修士号を授与されました。嵐田さんには優れた研究活動を讃えられ,研究科長表彰も贈呈されています。

2人ともよく頑張りました。今後のご活躍を期待しております。