修士課程最終審査会が行われました (2024)

本日は当研究室の小松さん (M2) と羽山さん (M2) が修士課程の最終審査会に臨みました.

小松さんの修士論文の題目は「イネから単離されたメタン酸化窒素固定細菌のイネ根への定着機構の解析」.水田から放出されるメタンは温室効果ガスの1つであり,放出量の削減が求められています.本研究では,メタンを炭素源として消費するメタン酸化細菌の活用を目指して,イネ根への定着機構について明らかにしたものです.

羽山さんの修士論文の題目は「温室効果ガスN2O消去活性をもつクローバー根粒菌の解析」.N2Oもまた農地より主に放出される温室効果ガスの1つであり,大気中での寿命が長く効率的に削減することが求められています.本研究では,クローバー根圏よりN2Oを効率的に吸収・分解できる細菌を探索した結果,クローバー根粒菌の1株がN2Oを除去できることを見出しました.

2人とも社会課題にインパクトを与える研究成果をあげることができたと思います.

お疲れ様でした!

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